エアコンの最適な買い替え時期を知るためにチェックしたい平均寿命


決して安いと言えないエアコンは、買い替え時期を見極めておく必要があります。エアコンの平均寿命や選び方のポイントを理解しておいて、急な故障にもあわてずに対処できるようにしておきましょう。

目次

  1. エアコンの平均寿命
  2. エアコンの寿命が近づくと起きる不具合
  3. エアコン選びのポイント
  4. エアコンの処分方法

1.エアコンの平均寿命

1-1.エアコンは製品によって寿命が異なる

残念ながら、エアコンの平均寿命についてはっきりとお伝えすることはできません。エアコンに限らず、家電製品はさまざまなタイプのものが出回っていますから寿命も異なるのです。現に、「数年で使えなくなった」と言う人もいれば、「もう20年以上も問題なく使っている」と答える人もいるでしょう。
しかし、それではエアコンの買い替え時期を予測することができません。そこで、エアコンの寿命に関するポイントをご紹介したいと思います。

1-2.エアコンの寿命の目安は10年

現在販売されているエアコンの本体には、「設計上の標準使用期間10年」と書かれているのをご存じでしょうか?経年劣化による事故を防ぐために、法律によって注意喚起するようになりました。また、内閣府が行った消費動向調査によるとエアコンの平均使用年数は10~12年であると報告されています。
そして、エアコンを修理するために必要な部品の最低保有期間は9年です。部品がないと修理ができません。この補修用性能部品の保有期間も、家電製品の寿命を考える際には重要なポイントとなります。
このような点から、エアコンの寿命は10年前後と考えられるでしょう。

1-3.使用状況などによっても寿命は変わってくる

とはいえ、どのようにエアコンを使っているかによっても寿命は大きく左右されるということも忘れてはなりません。使用頻度やお手入れの状況などは、家庭によって差があります。ほかにも、設置環境によっては結露しやすいなど、エアコンに悪影響を与えている場合もあるでしょう。引っ越しなどで移設をしているケースも、寿命が短くなる可能性が高まります。
寿命を少しでも伸ばすためには、エアコンの内部にカビなどの汚れが付着しないようにお手入れをしっかりとしておくとよいでしょう。そして、動作に問題がないかエアコンの状態を常にチェックすることをおすすめします。

2.エアコンの寿命が近づくと起きる不具合

エアコンの寿命が近くなってくると、どのような不調が起きやすいのか知っておきましょう。次のような不具合が出始めたら、そろそろ買い替え時期です。

2-1.冷房や暖房などの効果がなくなってくる

以前に比べて冷房や暖房の利きがよくない、と感じることがあります。空調が効かないエアコンは役に立ちません。冷房にしても、送風になったり暖かい風が出てきたりすることもあります。
修理しても完全に改善される可能性は低いでしょう。このような状態になってしまったときには、経済的にも新しく買ったほうが得策であることが多いようです。

2-2.操作ができないことがある

エアコンの寿命が近づくと、操作ボタンを押してもきちんと作動しないことがあります。羽が動かなくて風向きの調整ができなくなる、電源が入りにくくなるといった不具合が生じるようになったら要注意です。放っておくと、ある日突然まったく動かなくなる可能性があります。

2-3.ブレーカーが落ちる

エアコンを作動すると、ブレーカーが落ちるようなときも注意してください。このような場合、エアコンの内部でショートや漏電が発生している可能性があります。高額な修理を行うよりも、買い替えたほうがよいでしょう。

3.エアコン選びのポイント

能力のすぐれたエアコンを選ぶときに重要となるのが、容量です。設置する部屋に適した容量のエアコンを選ばないと、故障しやすくなって寿命が短くなります。次の点に注意して、適切なエアコンを選びましょう。

3-1.畳数の目安

一番簡単に容量を調べられるのが、畳数です。エアコンにはそれぞれ、畳数の目安が書かれています。冷房時の目安が「8~12畳」と書かれている場合、最小値である8畳は木造住宅のこと。そして、最大値である12畳が鉄筋住宅のケースを示しています。エアコンを設置する部屋の畳数だけでなく、木造住宅か鉄筋住宅かも大切なポイントです。

3-2.部屋の位置

エアコンを選ぶときには、部屋の位置にも注目してください。どのような位置に部屋があるかによって、室温が変わってくるからです。南向きの部屋は直射日光が入り込むので室温が上昇しやすく、北向きの部屋の室温はゆるやかに上昇する傾向があります。
火を使うキッチンも室温が高くなるでしょう。このように室温が高くなりやすい部屋に設置するエアコンは、目安となる畳数よりもひとつ上の容量を選ぶのがおすすめです。

3-3.km最大値

エアコンのカタログなどには、「km最大値」という記載があります。このkm最大値が大きいエアコンほど、パワーが強いという意味です。そして、カッコ書きで書かれている「幅」があるほど、きめ細かく調整した運転が可能となります。

4.エアコンの処分方法

新しいエアコンを購入した場合、古いエアコンを処分しなければなりません。そこで、エアコンの処分方法もご紹介しておきましょう。

4-1.自治体を通して処分する

エアコンは家電リサイクル法の対象です。自治体で処分を依頼する際には、リサイクル券を購入しなければいけません。そして、自分で指定された場所へ持ち込むか、自治体指定の回収業者に依頼します。粗大ごみとして処分できないので注意してください。お住まいの自治体のホームページなどで、詳しい手続きなどを確認しましょう。

4-2.メーカーか家電小売業者に引き取ってもらう

エアコンのメーカーや、新しくエアコンを購入する家電量販店に処分をお願いすることも可能です。メーカーや家電小売業者には古いエアコンを引き取る義務があります。有料ですが、このようなシステムを利用してもよいでしょう。ただし、依頼してすぐに引き取ってもらえるとは限りません。

4-3.リサイクルショップや不用品回収業者を利用する

すぐに処分したい場合には、リサイクルショップなどの買い取り業者や不用品回収業者を利用するとよいでしょう。依頼をすればすぐに引き取りにきてくれるところもあります。
年式の新しいエアコンの処分を考えている人は、買い取ってもらえる可能性もあるでしょう。

まとめ

エアコンの買い替え時期を考えるために知っておきたいポイントをまとめておきます。

  • 標準使用期間は10年
  • 内閣府が行った消費動向調査によるとエアコンの平均使用年数は10~12年
  • エアコンを修理するために必要な部品の最低保有期間は9年
  • エアコンの寿命は10年前後と考えられる
  • 寿命を少しでも伸ばすためには、エアコンの内部にカビなどの汚れが付着しないようにお手入れをしっかりとしておくとよい
  • 動作に問題がないかエアコンの状態を常にチェックする
  • 冷房や暖房などの効果がなくなってきたら修理するよりも買い替えたほうがよい
  • 不具合を放っておくと、ある日突然まったく動かなくなる可能性がある
  • ブレーカーが落ちる場合はエアコンの内部でショートや漏電が発生している可能性がある

このような点に注意して少しでも長くエアコンが使えるようにケアをするとともに、買い替え時期の見当をつけるようにしましょう。