遺品整理の際に起こりがちなトラブルを解説! 予防方法も紹介!


「遺品整理をしたいが、親族間でトラブルになってしまい先に進めない」「遺品整理を業者に依頼したいが、トラブルがあると聞き心配している」など、遺品整理に関するトラブルに悩んだり心配していたりする人は多いと思います。遺品整理はまだ新しい習慣で、やり方もさまざまです。そのため、親族間や業者との間でトラブルになることもあります。

そこで、今回は遺品整理のトラブル事例や対処方法を紹介しましょう。

  1. 遺品整理に関するトラブル事例
  2. 親族間の遺品整理に関するトラブルを防ぐ方法
  3. 遺品整理業者の選び方
  4. 遺品整理に関するトラブルの相談場所
  5. 遺品整理のトラブルに関するよくある質問

この記事を読めば、遺品整理のトラブルを予防する方法も分かります。遺品整理をスムーズに行いたいと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.遺品整理に関するトラブル事例

遺品整理に関するトラブルには、さまざまなものがあります。この項では、その一例を紹介しましょう。

1-1.親族が遺品整理に反対していたり非協力的だったりする

遺品整理は、故人の子どもや兄弟など近い親族が協力して行うとスムーズに進みます。しかし、親族が遺品整理に反対して「すべて取っておくべき」と主張したり「遺品整理は勝手にやってほしい」と協力を拒否したりするケースも珍しくありません。その結果、遺品整理がスムーズに進まなくなることもあるでしょう。

1-2.遺品の分配でもめる

かつて、遺品は「形見分け」といって親族や親しい友人たちで分配するのが一般的でした。今でも、故人の愛用品や趣味の品などは処分せずに分配することも多いでしょう。しかし、その一方で金銭的価値が高い遺品などがある場合、分配でもめることもあります。話し合いがこじれると遺品整理も進まなくなることもあるでしょう。

1-3.遺品整理が終わってから文句を言われる

親族間で遺品整理に関する話し合いがしっかりと行われないまま遺品整理をすると、遺品整理が終わった後で文句を言われるケースもあります。話し合いで解決すればいいのですが、感情をこじらせると親族間で深い溝ができてしまうこともあるでしょう。

1-4.遺品整理業者との間でもトラブルが起こる

最近では、遺品整理を業者に依頼する人も増えています。しかし、以下のようなトラブルも発生しており、業者に依頼するのを躊躇(ちゅうちょ)する人もいるでしょう。

  • 見積もりがあいまいで、整理が終わった後で高額な費用を請求される
  • 金銭的な価値が高い遺品を盗まれる
  • 残してほしいと依頼した遺品を誤って捨てられる
  • 遺品整理がいい加減
  • 遺品を不当に安い値段で無理に買い取る
  • 処分を依頼した遺品が不法投棄される

2.親族間の遺品整理に関するトラブルを防ぐ方法

では、親族間で起こりがちな遺品整理のトラブルを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか? この項では、その一例を紹介します。

2-1.遺品整理に関する説明をしっかりしておく

遺品整理は、まだよく知らない人もいる新しい習慣です。特に、遺品は形見分けするか保管しておくものと考えている人にとっては、遺品整理が受け入れられないこともあるでしょう。ですから、遺品整理の必要性ややり方、処分を考えている品などを、あらかじめ説明することが大切です。また、遺品整理に親族の手が借りられない場合、遺品整理業者に依頼してその費用を頭割りするなど、代替え案を認めてもらってもいいでしょう。

2-2.金銭的な価値がある遺品は遺産に含める

金銭的な価値が高い遺品がある場合、遺産として分配する方法もあります。相続人間あるいは親族間の話し合いで分配を決めることができれば、不満もわきにくいでしょう。「金銭的な価値があるかどうか分からない」という遺品がある場合は、古物商などに鑑定してもらうのがおすすめです。特に、古書類やホビー類などは思わぬものに高値がつくこともあります。

2-3.遺品整理を先頭に立って行う人を決める

遺品整理を親族全員で行うのはよいことですが、リーダーを決めないと意見が割れたときにトラブルになりがちです。子どもや兄弟など故人に近い血縁者がリーダーとなって遺品整理を行っていくとスムーズにいきやすいでしょう。意見が割れたときは、リーダーの意見を優先してください。

3.遺品整理業者の選び方

遺品整理業者とのトラブルを防ぐには、業者の選び方が大切です。この項では、選び方の一例を紹介します。

3-1.見積もりの内容を参考に業者を選ぶ

遺品整理にかかる費用は、遺品の量や内容で決まるケースが大半です。ですから、優良な業者は遺品整理を行う家に訪問して遺族と話し合いながら、見積もりを作成します。理由をつけて見積書を出そうとしない業者や、電話で見積もりを済ます業者は依頼しないほうがいいでしょう。安さをうたっている業者も多いものですが、追加費用を請求されることもあります。見積もりを複数の業者に作成してもらい、見比べてもいいですね。

3-2.セールスをかけてくる業者は利用しない

遺品整理業者の中には、電話などでセールスをかけてくることもあります。そのような業者は、「どこよりも安く」など、安いことだけを強調することが多いので、信用できません。自分でネットを利用して業者を探すことが大切です。

3-3.遺品整理士が在籍している業者を選ぶ

遺品整理士は遺品整理の重要性を認識し、遺品の扱いにたけた専門職です。業者のスタッフに有資格者が在籍しているということは、遺品整理を真剣に取り組んでいる証拠でもあります。遺品整理士が在籍している業者を選ぶのがおすすめです。

3-4.実績や口コミを参考にする

遺品整理業者を選ぶ際、実績を確認することが大切です。口コミサイトなども参考にしましょう。実績が長く、優良な口コミが長期間にわたって続いている業者ならば信頼できるでしょう。

4.遺品整理に関するトラブルの相談場所

遺品整理に関するトラブルが起こったらどうすればいいでしょうか? この項では、頼れる相談場所を紹介します。

4-1.国民生活センターに連絡する

遺品整理業者とトラブルになった場合は、国民生活センター経済産業省の消費者相談などに問い合わせ、解決方法を相談してみましょう。特に、国民生活センターには同様の事例が多く相談されていることもあり、参考になるでしょう。

4-2.弁護士に相談する

相続や遺品の分配に関して親族とトラブルになった場合、法律に沿って解決する方法があります。この場合、弁護士に依頼して解決の手助けをしてもらうといいでしょう。今はサイトを開設している法律事務所も多いので、相続問題に強い弁護士を見つけて相談してみてください。

5.遺品整理のトラブルに関するよくある質問

この項では、遺品整理のトラブルに関する質問を紹介します。

Q.遺品の分配に関する法律などはありませんか?

A.はい。遺産のように遺品の分配に関する法律はありません。故人が「この遺品はこの人に」と遺言を残しているならば、その通りにしましょう。ただし、金銭的な価値が高い遺品は遺産扱いにしたほうがトラブルが起こりにくくなります。

Q.遺品整理業者に依頼した後でクーリングオフ制度は利用できるでしょうか?

A.クーリングオフ制度は、家に訪問して契約を迫るなどした業者でないと使えません。遺品整理業者との契約方法によっては難しいことが多いでしょう。

Q.遺産を放棄すれば遺品整理の義務はありませんか?

A.基本的にはそうですが、故人が賃貸物件に住んでいて賃貸契約の保証人になっている場合は遺品整理の義務が生じます。

Q.遺品整理業者に依頼したほうがおすすめのケースはどんなときですか?

A.遺品整理をする時間がない場合や、遺品整理をする人手が足りない場合などに依頼すると便利でしょう。

Q.遺品の中で金銭的な価値がある可能性が高いものはなんですか?

A.古書・骨とう品・新しいブランド品・ホビー類などがあげられます。

まとめ

今回は、遺品整理に関するトラブルについて解説しました。遺品整理は、まだ新しい習慣なので試行錯誤しながら進めていく人も多いでしょう。1人で悩まず、相談できる人を作って話し合いをしながら進めていくことが大切です。また、優良な遺品整理業者は強力な助っ人になります。ぜひ、いろいろと相談してみましょう。