そのまま走るのは危険です! 車のタイヤにやってくる寿命とは


車のタイヤにも寿命があるのをご存じでしょうか。
よく「タイヤの寿命は走行距離で決まる」などと言います。しかし、タイヤの寿命は単純ではありません。きちんとした知識があれば家計にもプラスになります。
この記事では、タイヤの寿命についてまとめました。

目次

  1. タイヤの寿命とは
  2. スタッドレスタイヤの寿命
  3. タイヤの処分方法
  4. まとめ

1.タイヤの寿命とは

タイヤの寿命なんて知らなくても大丈夫。それは、大きな間違いです。
タイヤの寿命について知らないと大きな事故につながります。また、家計的にも損することに。しっかり知識を付けましょう。

1-1.タイヤの寿命は年数ではなくて「状態」

タイヤは、走行距離を目安に交換する人が多いです。しかし、走行距離が何万キロでも走れます。寿命を知るのに大事なのは、タイヤの状態です。
自分のタイヤを見てみましょう。

  • タイヤに溝が無くなっている。
  • ヒビが入っている。

以上2点のどちらかだとタイヤは寿命です。溝が無ければスリップ、ヒビが入っていればバーストします。どちらの状態も危険です。すぐに交換しましょう。

1-2.タイヤは年数を追うごとに劣化する

タイヤは走っていなくても劣化するもの。
タイヤは、ひび割れを防ぐため「ひび割れ劣化剤」という油分が含まれています。この劣化剤は年数を重ねるごとに抜けて自然と劣化するのを知っておきましょう。輪ゴムが年数を重ねて劣化するようにタイヤも劣化します。
劣化剤の影響も考えるとタイヤの寿命は4年前後。走行距離が0であっても3~4年でヒビが入ります。

1-3.溝とヒビの目安を知る

タイヤの状態は、溝とヒビを見れば簡単にチェックできるので見てみましょう。
溝のところに白い点が無いか確認します。もし、溝のところに白い点があれば「スリップサイン」が出ている証拠です。タイヤ表面と並行な溝が1.6㎜以下になっていれば出るサインとなります
スリップサインは、すべてのタイヤに義務付けられているサインです。スリップサインが出ている状態で走ることは、法律で禁じられているのを知っておきましょう。
次に、ヒビの目安です。
タイヤのヒビは、経年劣化で必ず発生します。自然に使っていても3~4年すれば勝手に入ると思いましょう。タイヤを見たとき、ヒビは簡単に見つけることができます。もし、入っているときはすぐに交換しましょう。

1-4.車種によって劣化スピードは違う

タイヤは、車種によって劣化スピードが違います。
セダンなど全体のバランスがいい車は均等に劣化するもの。最近のハイブリッドカーや軽自動車は、エンジンもモーターも前に付いています。そのため、前輪タイヤは1~2年で交換する場合があるのを知っておきましょう。

1-5.タイヤの劣化を早める原因

タイヤは、走行距離ではなくて扱い方が大事です。うまく車に乗ると寿命も延びます。
タイヤにとって負担なのは、急ブレーキや急発進。また、急ハンドルもタ寿命を短くする原因。
また、街乗りだとタイヤは傷みやすいです。ブレーキとアクセルの頻度が高いほどタイヤには負荷となります。

  • 車に積む荷物が重い。
  • 高速走行を頻繁に行う。
  • 空気圧が適切ではない。
  • 停車した状態なのにハンドルを切る。
  • 洗剤やワックスをタイヤに使う。
  • 直射日光に当てる。

以上のような行為もタイヤにとって大きな負荷です。

2.スタッドレスタイヤの寿命

雪道を走るのに必要なスタッドレスタイヤ。このタイヤにも寿命はあります。この項目でしっかりと確認しておきましょう。

2-1.普通のタイヤと同じで年数と共に劣化する

スタッドレスを使うシーズンは限られているもの。しかし、確認は絶対にしましょう。使っていない状態でも保管環境で劣化具合は違います。
また、スタッドレスタイヤの寿命は3年程度であることを知っておきましょう。

2-2.スリップサインの見方が違う!

スタッドレスタイヤを使用年数だけで判断してはいけません。ノーマルタイヤと同じでスリップサインを確認しましょう。しかし、ノーマルタイヤと見方が違います。スタッドレスタイヤは、スリップサインではなくて「プラットホーム」を確認しましょう。
「プラットホーム」とは、タイヤの表面にある出っ張りのことです。1周すると4つあるのを確認できるでしょう。タイヤがすり減って溝が減ると「プラットホーム」と同じ高さになります。同じ高さのときは、溝が半分になっている証拠です。
プラットホームが見つからないときは、タイヤ側面を見てみましょう。側面に矢印があると思います。その矢印上にプラットホームがあるので参考にしましょう。

2-3.ゴムの柔らかさも確認する

スタッドレスタイヤは、製造してから年を重ねると硬くなります。固くなると摩擦性能が落ちて能力を発揮できません。
ゴムの柔らかさを自分で計るのは難しいです。製造年から2年以上で固くなり始めると思いましょう。
スタッドレスタイヤは、溝が残っていると「まだ使える」と思いがちです。しかし、2年以上使っているスタッドレスタイヤは、新品のタイヤに比べて5~7割の性能しか発揮しません。
3年使ってまだ固さに余裕がある。その上で溝が残っていれば使用しても大丈夫です。しかし、固くなって溝も無ければすぐに交換をしましょう。

3.タイヤの処分方法

新品のタイヤに替えると古いものはいらなくなります。では、いらなくなったタイヤの処分方法を知っておきましょう。

3-1.不用品回収業者に依頼する

タイヤは自治体のごみでは基本できません。そこで、不用品回収業者に依頼すれば簡単です。
不用品回収業者なら大量のタイヤも処分してくれます。また、自宅まで引き取りに来てくれるので楽です。
さらに、引き取り前に見積もりを取ってくれます。処分するために必要な費用を計算してくれるので安心です。タイヤ以外にも引き取ってもらいたい不用品があれば活用しましょう。

3-2.ガソリンスタンド・車用品店

タイヤは、ガソリンスタンドや車用品店でも引き取ってくれます。しかし、タイヤの交換が前提となっている場所もあるので確認しておきましょう。
また、タイヤの引き取りのみだと受け付けない場所もあります。

4.まとめ

いかがでしたか?
この記事では、タイヤの寿命を中心に紹介しました。さいごに、寿命にかんして大事なポイントをまとめておきましょう。

  • タイヤの寿命は走行距離では決まらない。
  • タイヤはヒビと溝の確認をする。
  • 使用しなくても4年前後が交換の目安。
  • 使用状況によってタイヤの寿命は短くなる。
  • 急発進・ブレーキ・ハンドルは寿命を短くする。
  • スタッドレスタイヤは、ノーマルと同じく「溝」を確認する。
  • 溝だけでなく固さを確認する。
  • タイヤは不用品回収業者に引き取ってもらえる。

タイヤは車を支える大事なパーツです。いつまでも同じタイヤを使っているとバースト・スリップで大きな事故を起こします。こまめにタイヤの状態は確認しておきましょう。そして、不用になったタイヤは不法投棄せず回収業者に依頼して処分します。