もう迷わない!油の捨て方とそのコツとは


油たまに思い出したように無性に食べたくなる揚げ物。衣のサクっとした食感がクセになるおいしさですよね。しかし、揚げ物をするとキッチンが汚れたり、使った油をどのように処分して良いか分からなかったりなど、後片付けが面倒なのも事実。そこで今日は、油の賞味期限や捨て方について解説していきましょう。

  1. 油は何回使えるか?
  2. どこで見分ける?油を捨てるタイミングとは
  3. 少量・大量、油の量に合わせた捨て方
  4. 賞味期限が切れた油の捨て方
  5. 明日から使える!最適温度の見極め方

1. 油は何回使えるか?

揚げ物は、コトコト時間をかける煮込み料理より加熱温度が高く、短時間で仕上げるにはぴったりの料理方法です。一気に素材に火を通すため、ビタミンも壊れにくく、栄養をそのまま取り入れることができます。
しかし、たくさんの油を使用するので、気になるのはその後始末ですよね。ここでは油の使える回数や捨てるタイミングについてお話しましょう。

1-1. 知っていますか?油の再利用できる回数

 油は再利用できる食材です。専用フィルターで濾(こ)せば、3〜4回は繰り返し使えます。

1-2. おいしく食べるコツ!油の再利用には順番があります​

油は繰り返し使えますが、ニンニクやショウガなど香りの強い下味がついた物を揚げる場合は、使用後に濾(こ)してもなかなか匂いが取れません。そのため、油を再利用するなら、味や素材の薄い物から濃い物という順番で繰り返し使うのが良いでしょう。
たとえば、野菜の素揚げ→野菜や魚介類など淡白な味の天ぷら→香味野菜やしょうゆなどで下味をつけた唐揚げ→いため物というメニューの順番で油の再利用ができます。

2. どこで見分ける?油を捨てるタイミングとは

油は湿気や空気中の酸素など、長期間触れることにより、味や匂いの劣化が始まります。ここでは油を捨てるタイミングについてお話ししましょう。

2-1. 色で見分ける

油は繰り返し使うことで、透明から茶褐色へと変色していきます​。
魚や肉など動物性の素材を揚げると特に変色しやすく、油が黒ずみ劣化しやすいのが特徴です。油の透明感がなくなり、色が変わってきたら捨てるタイミングといえるでしょう。

2-2. 煙が出る

古くなった油は、白い煙が出やすくなります。
油に箸(はし)をつけ、小さな泡が箸先(はしさき)から見える時点で白い煙が出るようなら、疲れた油のしるし。再利用は避けた方が良いでしょう。

3. 少量・大量、油の量に合わせた捨て方

使用済みの油を排水口に流してはいけません。流した油が冷えて固まり、排水管を詰まらせてしまうからです。
少しだから大丈夫という気の緩みで流れ出た油は、やがて、生物の生命力にさえ危険を及ぼす事態になりかねません。
ここでは、油の量に合わせた最適な捨て方をご紹介します。

3-1. 少量の油の捨て方

いため油や、ベーコンなど素材から出た少量の油は、捨てる前に冷まします。
読み終わった新聞紙やペーパータオルなど吸収率の高い紙を使って油を吸わせ、レジ袋などプラスチック製の袋に入れ、口をしっかり閉じてから捨てましょう。

3-2. 大量の油の捨て方

飲み終わった牛乳パックを再利用します。牛乳パックの中に古い新聞紙などを入れ、冷ました油を注(そそ)ぎましょう。次に、火事の原因となる自然発火を防ぐために水を染み込ませます。紙パックの口を粘着テープでしっかり留め、可燃物として捨てましょう。

3-3. 台所にある物で、固めて捨てる方法

料理が終わってまだ油が温かいうちに、小麦粉やかたくり粉を投入し、油を固めてから捨てる方法です。油と同量の粉が必要なので、少量から中量の油を捨てるときにおススメの方法といえるでしょう。

4. 賞味期限が切れた油の捨て方

賞味期限が切れていたら、未使用でも捨てた方が良いでしょう。
一般的に、油はカビなどが繁殖しにくい物ですが、年月を重ねることで、光や熱、酸素などの影響を受け、不快な味や匂いに変わってしまいます。市販で売られている油を固める凝固剤などを使い、可燃物としてゴミと一緒に捨てましょう。

5. 明日から使える!最適温度の見極め方

揚げ物をするときに見極めたいのが、味や食感を左右する油の最適温度です。素材をおいしくいただくためにも、具材投入のタイミングを覚えておくと良いでしょう。

5-1. 野菜の天ぷらやかき揚げ

​​季節の野菜を使った天ぷらやかき揚げは、160〜170度の中温で揚げると、外側サクッの食感が楽しめます。
油の温度を確認するには、揚げ物用の温度計を使うと便利ですが、手元にない場合は、菜箸を使って代用しましょう。
水で溶いた衣を箸の先に少しつけ、1〜2滴、油の中に落とします。
160〜170度の場合は衣が鍋底までいったん沈み、ゆっくり浮かび上がってくるのを目安にしましょう。具材投入のタイミングを覚えれば、いつでもおいしい揚げ物が楽しめます。

5-2. 魚介類の天ぷらや、トンカツなど

旬の素材を使ったカキフライや、定番人気メニューでもあるトンカツは170〜180度の中高温で水分を飛ばすように揚げるのがおいしく仕上げるポイント。
菜箸を使って2〜3滴衣を落とし、衣が油の途中まで沈みすぐに浮かんでくるのが適温です。油は温度が命!適温なタイミングを見逃さないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
この記事では油の捨て方や捨てるタイミング、揚げ温度の見極め方など、油についてさまざまな角度から解説しました。

  1. 油は何回使えるか?
  2. どこで見分ける?油を捨てるタイミングとは
  3. 少量・大量、油の量に合わせた捨て方
  4. 賞味期限が切れた油の捨て方
  5. 明日から使える!最適温度の見極め方

以上を知ることで、油の処理法をマスターできるでしょう。
コツさえ覚えれば、それほど難しく面倒なことではありません。
揚げ物こそ市販品に頼らず、自宅で手軽に揚げたてを楽しみたいもの。さっそく今日の献立に一品、揚げ物を添えてみませんか?