遺品整理のやり方・最適な時期は? 遺品整理を業者に依頼する方法も


「遺品整理はいつまで済ませればいいの?」「どのような流れで進めるべきなのか」と、遺品整理のやり方で悩んでいる方は多いでしょう。大切な作業となる遺品整理は、きちんと計画を立てて進めることが大切です。遺品が多ければ多いほど、時間と手間もかかってしまうことになります。

本記事では、遺品整理のやり方やポイントなどを解説しましょう。

  1. 遺品整理はいつまでにすればいいのか?
  2. 自分で進める遺品整理のやり方
  3. 遺品整理を業者に依頼する方法
  4. 遺品整理をする際の注意点
  5. 遺品整理に関してよくある質問

この記事を読むことで、遺品整理の上手な進め方や注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.遺品整理はいつまでにすればいいのか?

最初に、遺品整理を行うタイミングや期限などについて解説します。

1-1.遺品整理は「四十九日後」に行うのが理想

具体的に、遺品整理を行うタイミングは決まっていませんが、だいたいの目安は「四十九日後」といわれています。四十九日は精神的に落ち着き、親戚一同が集まりやすいタイミングでもあるため、話し合いを進めながら遺品整理を行うことが可能です。諸々(もろもろ)手続きを済ませた後は状況が落ち着くこともあり、精神的や時間的にも余裕が生まれるでしょう。葬儀後すぐに遺品整理を行う方もいますが、精神的に穏やかでない時期なので無理をする必要はありません。

1-2.相続税の申告期限前に済ませよう

遺品の中には、相続税の対象になる高価なものが含まれているでしょう。相続税にかかわるものを整理する場合、死後10か月以内に申告しなければなりません。法律で相続税の申告期限が10か月と決まっているため、期限前までには遺品整理を済ませておきたいところです。また、賃貸物件の場合は遺品整理が終わるまで、家賃を支払う必要があります。無駄な費用を費やさないためには、できるだけ早めに遺品整理を終わらせることが大切なポイントといえるでしょう。

2.自分で進める遺品整理のやり方

それでは、自分で進める遺品整理のやり方とポイントを解説します。

2-1.まずはスケジュールを立てよう

遺品整理を始める前に、まずは大まかなスケジュールを立てることが大切です。できれば、具体的なスケジュールを立てたほうがスムーズに進めることができます。ただし、気持ち的にも余裕がなければ大まかな流れで大丈夫です。逆に、ノープランで始めてしまうとダラダラと長引く可能性があります。中途半端な状態になることが1番よくないことなので、いつまでに終わらせるか終了予定日をしっかりと明確にしておくといいでしょう。終了予定日を決めた後は、「この日はここを片付ける」と具体的な内容を決めていきます。目標を決めたほうが作業スピードも維持し続けることができるはずです。

2-2.遺品を分類する

スケジュールを立てたら、いよいよ計画どおりに遺品整理に入ります。作業に入るときは、まず遺品を分類することから始めてください。残しておくものと捨てるものを大まかに分けた後、残しておくものの中から貴重品と思い出の品を別にしておきます。そして、捨てるものに分類したものは、再利用できるもの・燃えるゴミ・燃えないゴミとさらに細かく分けるのがポイントです。最初は大まかな分類に分けることで、家の中もスッキリし仕分けがしやすくなるでしょう。大きなものから片付けていけば、作業スペースにも余裕が生まれます。

2-3.分類したものの処分方法を決める

捨てるものに分類した不用品を処分する方法について、具体的に決めてください。リサイクルできるものは、業者にかいとってもらったり無料で引き取ったりしてもらうといいでしょう。できるだけ、リサイクルや買取にまわすことが処分費用の節約につながるからです。リサイクルショップ・買取業者・不用品回収業者・自治体による回収など処分方法を決めてください。ゴミが大量にある場合や再利用できるものがある場合、不用品の買取と回収を行っている業者に依頼するとスピーディーに片付けることができるでしょう。

2-4.資産価値があるものの処分方法を決める

遺品の中には、故人が所有していた貴重品など資産価値があるものが混じっています。資産価値があるものは処分に困りがちですが、処分方法を決めなければなりません。ただ、宝石や着物など価値があるものを捨てるのはとてももったいないので、親戚で形見分けをしたり、リサイクルショップや買取店でかいとってもらったりするといいでしょう。写真やアルバムに関しては、絶対に残してきたいものだけ手元に置き、後はPCなどに取り込んでデジタル化しておくと置き場所に困らず保管できます。

3.遺品整理を業者に依頼する方法

遺品整理を業者に依頼する方法とポイントを解説します。

3-1.自分で作業するのが無理な状況は業者に依頼する

遺品整理の量がとても多く自分たちで作業できないと思ったときは、遺品整理業者に依頼することをおすすめします。大量の遺品を片付けるには、たくさんの人手と時間が必要になるでしょう。特に、遠方に住んでいる方は出向くまで時間がかかり、交通費もついてしまいます。遺品整理業者は自分の代わりに作業を行ってくれるため、遠方に住んでいる方も安心して依頼できる点がメリットです。スピーディーかつ適切な方法で遺品整理を終わらせることができるでしょう。なかなか心の整理ができずに遺品整理に手をつけられない方も、遺品整理業者を頼ってください。

3-2.サービス内容は業者によって異なる

遺品整理業者に依頼する場合、どこからどこまで作業をしてくれるのかサービス内容を確認することが大切です。不用品の処分まで行ってくれるか・ハウスクリーニングもしてくれるのかなど、業者によってサービス内容が大きく異なります。実際に、「不用品の回収をしてくれると思っていたのに、遺品を仕分けることだけだった」とトラブルになったケースもあるのです。後でトラブルにならないためには、事前にサービス内容を確認したり、どの作業にいくらかかるのか見積書を細部まで確かめたりすることが大切なポイントとなります。

3-3.遺品整理や不用品処分の実績がある業者に依頼する

スムーズに遺品整理を終わらせることができるかどうかは、業者の腕にかかっているといえるでしょう。遺品整理を業者に依頼するケースが増えてきていると同時に、トラブルも続出しています。トラブルを未然に防ぐために、遺品整理や不用品処分の実績があるか注目してください。サービス内容が充実したり、遺品整理だけでなく不用品処分や買取を行ったりしている業者は、安定したサービスを提供している可能性があります。遺品整理サービスも実施している出張買取リサイクルショップでは無料相談や無料見積もりを受けつけているのでぜひ1度ご相談ください。

4.遺品整理をする際の注意点

遺品整理をする際の注意点をいくつか紹介します。

4-1.親族に無断で遺品整理をするのはトラブルのもと

遺品整理は相続者が集まった上で進めなければならないことです。形見分けを行うことにもなるため、親族に無断で遺品整理を始めてしまってはトラブルの原因になってしまいます。実は、遺品整理において親族同士のトラブルが非常に多いのです。親族同士のトラブルはややこしい状況になってしまいやすいため、事前に親族へ遺品整理を行う日を伝えておきましょう。親族同士のトラブルを未然に防ぐためにも、集まりやすい四十九日が遺品整理に最適なタイミングだといわれている理由です。

4-2.処分に迷うものはいったん保留に

遺品整理を自分で進める際、処分すべきか残すべきか迷うものが出てくるでしょう。迷ったものが出てきた場合は、いったん保留という形で残してください。故人が亡くなって間もないうちに遺品整理を行わなければならない場合、悲しみが大きく冷静な判断力が欠けてしまうからです。時間を置くことで気持ちにもある程度整理することができ、改めて必要なものか判断できるでしょう。感情に任せて遺品整理をしてしまうと、「あのとき捨てなければよかった」と後悔することになるので注意してください。

4-3.手続きに必要な書類は早めに準備する

貴重品など資産価値があるものは、相続税にかかわるものです。何かと手続きが必要になるため、期日が設けられている手続きほど早めに必要な書類を用意しておきましょう。手続きに必要な書類は、遺品整理を始める前から別に用意することをおすすめします。事前に何が必要なのか、自治体の窓口に問い合わせて確認すると用意しやすくなるはずです。絶対に忘れないようにしてくださいね。

4-4.近年増加している悪徳業者に要注意!

前述したように、遺品整理業者の需要が高まるにつれ悪徳業者とのトラブルが増えています。「遺品整理を依頼したけど、遺品を雑に扱われた」「勝手に捨てられた」などのトラブルが続出しているからこそ、悪徳業者を見極める知識を持っておかなければなりません。良質な業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目するといいでしょう。

  • スタッフの接客や対応が丁寧でスピーディーか
  • 訪問見積もりに応じてくれるか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか
  • 不用品の処分や買取を行っているか
  • 料金相場が妥当か

5.遺品整理に関してよくある質問

遺品整理に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.遺品整理が遅れるとどうなるのか?

A.遺品整理が遅れるほど、家の中がホコリまみれになってしまいます。長く使われない家具や家電にはホコリがつもり、ネズミやダニなどの害虫が発生する恐れもあるのです。さらに、ホコリや雑菌が増えると悪臭も漂い始めます。悪臭は近所トラブルに発展しやすい傾向があるため、早めに遺品整理を終わらせることが大切です。

Q.遺品整理に必要な道具は?

A.ホコリや汚れがつかないようにするため、作業着を準備してください。汚れてもいい服のほかに、軍手・マスク・スリッパがあれば安心して作業を進めることができます。また、以下の道具も準備しておきましょう。

  • ダンボール
  • ガムテープ
  • ゴミ袋
  • ロープ
  • カッター・はさみ
  • 油性ペン
  • 台車
  • 軽トラやワゴン車など運搬用の車

大型家具を自分で解体して処分する場合は、ペンチやドライバーなどの工具を用意すると役立ちます。また、遺品整理は大量のものを仕分けることになるため、資材は多めに用意してください。

Q.ネットオークションやフリマアプリでも売れるのか?

A.遺品整理を自分で売りたいときは、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。インターネットを通して売却するメリットは、全国から買い手を見つけることができる点です。中古市場において需要が高いものほど売れる可能性があります。ただし、すぐに買い手が見つからなかったり、商品を送るために手間と時間がかかったりするなどのデメリットもあるので注意が必要です。

Q.遺品整理の費用相場は?

A.遺品の量や部屋の広さなどで異なりますが、だいたい数万円~です。1Kの場合は約2万~5万円ですが、遺品の量が多くなるほど費用も高くなるので注意してください。具体的な費用を知りたい方は、複数の業者に無料見積もりを依頼するといいでしょう。数社比較することで相場が把握しやすくなります。

Q.親の遺品整理を進めるコツは?

A.遺品整理に対する考え方を変えることです。特に、「遺品を捨てたら親に申し訳ない」と考えている方は、なぜ遺品を捨てたら親が怒ると思うのか考えてください。また、遺品を捨てるのではなく、供養のために整理するのだという考えを持ちましょう。遺品をそのまま放置するよりも丁寧に片付けたほうが親も喜んでくれるはずです。考え方を変えようとしたり、時間を置いたりしてもなかなか気が進まない場合は、遺品整理業者の力を借りるのも選択肢の1つとなります。

まとめ

遺品整理は、早めに行ったほうがいいといわれていますが、目安は親戚が集まりやすい「四十九日」です。お通夜と葬式はバタバタしているので、ある程度落ち着いた時期に行うとスムーズに進めることができます。家族や親戚同士で協力しながら遺品整理ができればいいですが、なかなか時間がない方は専門業者に依頼するのも方法の1つです。遺品整理業者に依頼すれば、遠方に住んでいる方もスピーディーに遺品整理を終わらせることができるでしょう。