業務用エアコンの処分方法を解説! 業務用エアコンは中古品として売れる?

業務用エアコンの処分 エアコンの買取

業務用のエアコンを処分したいが、やり方がよく分からない
「どういう業者に依頼すれば一番良いか悩んでしまう」
「フロンガスのについての法律ができたみたいだけど、よくわからない」
「業務用エアコンの買取を行っている業者はあるのだろうか」
など、業務用エアコンの処分で悩んでいる人はいませんか?

業務用のエアコンは個人が自己流で取り外すことも、処分することも難しい商品です
また、取り外しや回収を依頼する業者も、よく調べて選ぶ必要があります。

そこで今回は、業務用のエアコンを処分する方法を紹介します。
この記事を読めば、業務用エアコンと家庭用エアコンの処分方法の違いや、処分する際の注意点も分かります。
業務用エアコンの処分を考えている人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください。

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業務用エアコンの処分方法

業務用エアコンの処分

はじめに、業務用エアコンと家庭用エアコンの処分方法の違いや、注意すべき点を紹介します。

業務用エアコンと家庭用エアコンはそれぞれ別の法律に沿って処分する

家庭用エアコンは、「家電リサイクル法」に沿って処分を行います。

一方、業務用エアコン「フロン排出抑制法」や「廃棄物処理法(正式名称:廃棄物の処理及び清掃に関する法律)」に沿って処分しなければなりません。
「フロン排出抑制法」は、正式名称を「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」といいます。
「フロン排出抑制法」は、旧法である「フロン回収・破壊法」が2013年6月12日に改正され、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)」と名称を改め、2015年4月1日から全面施行されました。

https://www.jarac.or.jp/images/freon/R101.pdf


業務用エアコンや業務用冷蔵庫を整備したり破棄したりする際、使われているフロンを回収、破壊した上で整備、破棄しなければならないことを定めた法律です。

つまり、業務用エアコンを処分する際は、専門業者にエアコンの取り外しやフロンの回収を依頼しなければならず、個人で処分することはできません

フロンガスを空気中に漏らすのは違法行為

家庭用のエアコンはある程度の知識があれば自分で取り外すことはできます。
しかし、業務用エアコンを個人で取り外すと、フロンが漏れることもあるでしょう。

フロンを法律に基づいた方法で回収せず空気中に放出させた場合、1年以下の懲役もしくは、50万円以下の罰金が科せられることもあります。
また、フロン未回収の業務用エアコンは、一般的な産廃業者やリサイクル業者、家電量販店では処分することはできません

フロン類の回収は、都道府県に登録された第一種フロン類充塡回収業者のみ行うことができます
必ず各自治体からフロン回収の許可を得た登録業者に依頼しましょう。

https://www.jarac.or.jp/images/freon/R104.pdf

フロン回収済みのエアコンの処分方法

フロンを回収したエアコンには、「フロン回収済み」と記されたシールが貼られます。
このシールを貼ったエアコンは一般的な産業廃棄物として処分が可能です(引取証明書の写しが必要)。
フロンガスを回収してくれる業者はエアコンの取り外しやガス回収まで行いますが、運搬や処分は行っていない所もあります。
何らかの理由がありフロン回収をしてもらった後で別の業者にエアコンを回収してもらいたい場合、必ず引取証明書の写しを渡さなければなりません

業務用エアコンを処分する流れ

業務用エアコンの処分

この項では、業務用エアコンを処分する流れを処分する方法を紹介します。

フロン回収業者を選ぶ

業務用エアコンを処分する際、まずはフロンガスを回収してくれる業者を選びます
業者は必ず、都道府県に登録されている「第一種フロン類充塡回収業者」に依頼してください。
分からない場合は、各自治体のWebサイトを確認するか、環境科などの担当課に問い合わせてください。
「フロン回収業者」、「取り外し業者」、「本体を処分する運搬業者」はそれぞれ別に依頼することも可能です

業者に見積もりを出してもらう

業務用エアコンの見積り

業務用エアコンの処分費用は、フロン回収費用・工事費・本体処分費・運搬料などに内訳されます。
大型なエアコンほど処分費用が高くなる傾向です。
また、業務用のエアコンは部品が売却できる可能性があります。
その場合は、処分費用から買取費用を引いてもらえる業者もあります
見積もりに納得がいったら契約です。

実際の作業

業務用エアコンの取外し作業

契約が成立したら、業者にフロンの回収やエアコンの取り外しを行ってもらいます。
何らかの理由があり、フロンの回収と、エアコンの取り外しと、運搬とを別の業者に依頼したい場合は、フロンの回収から先に行ってもらい、引取証明書の交付を受けることが必要です。

解体工事の場合には、元請業者から事前説明された書面を3年間保存してください。
また、引取証明書(原本)は3年間保存する必要があります。

業務用エアコンの買取は可能?中古品として売りたい場合

業務用エアコンの買取

2020年4月1日施行された「フロン排出抑制法の改正」により、リサイクル業者・買取業者・産廃業者による、「フロン類の回収が確認できない機器の引取り」は禁止されました。
違反した場合には50万円以下の罰金が科せられます。

そのため、業務用エアコンを売りたい場合には、まず初めにフロン回収業者にフロンの回収だけを依頼して「引取証明書の交付」を受ける必要があります。
その後「引取証明書の写し」を作成し、その写しと一緒ならばリサイクル業者や買取業者などに買取・回収してもらうことが可能になります。

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