冷蔵庫の平均寿命は? 寿命を示す症状や具体的な処分方法を徹底解説


冷蔵庫は寿命が近づくと、さまざまなトラブルが起こり始めます。寿命が近いサインを知っておき、早めに買い替えなどを検討することが大切です。とはいえ、寿命が近づくとどんな症状が起きるのか、寿命を延ばす方法はないのかなど、いろいろな疑問が出てくるでしょう。

そこで、本記事では、冷蔵庫の寿命が近づくと起こりやすくなるトラブルや、寿命を延ばすポイントなどをご紹介します。

  1. 冷蔵庫の寿命はどのくらい?
  2. 冷蔵庫の寿命が近いと起きる症状は?
  3. 冷蔵庫の寿命を延ばすポイント
  4. 寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法
  5. 冷蔵庫の寿命や処分に関してよくある質問

冷蔵庫は、毎日の暮らしになくてはならないものです。急なトラブルで困ることがないよう、冷蔵庫の寿命が近いサインを把握しておきましょう。

1.冷蔵庫の寿命はどのくらい?

まず、冷蔵庫の寿命について考えていきましょう。

1-1.平均寿命は8〜10年

冷蔵庫は、平均寿命が8〜10年とされています。あくまでも平均寿命であり、中には30年近く使用可能なケースもあるのです。使い方や使用環境などにより、寿命の長さが変わると考えていいでしょう。

1-2.メーカーでの部品保有期間は製造から9年程度

メーカーでの部品保有期間は、製造から9年程度とされています。そのため、部品保有期間が過ぎると、トラブルや故障が起きても修理対応ができません。異常が起き始めた段階で部品保有期間が過ぎていたら、寿命を迎えたと考え、買い替えなどを検討しましょう。

2.冷蔵庫の寿命が近いと起きる症状は?

冷蔵庫の寿命が近づくと、どんな症状が起きるのでしょうか? 具体例を挙げてご紹介します。

2-1.異音

冷蔵庫の寿命が近づくと、一定間隔で異音が発生するようになります。唸(うな)るような低音が続くのが特徴です。異音の発生頻度が高くなったら、寿命が近いと考えておきましょう。

2-2.温度上昇

温度上昇があったら、寿命が近いサインです。冷蔵庫だけでなく、冷凍庫でも起こりやすい症状となっています。温度上昇が起きると、冷凍庫に保管している食品が溶けてしまったり、凍らなかったりする現象が起きるのです。

2-3.温度のムラ

冷蔵庫に劣化が生じると、庫内に温度のムラが起こりやすくなります。温度ムラで食品が腐敗してしまうケースもあるでしょう。部品の劣化や摩耗などによって起きる症状で、冷蔵庫の寿命が近づくと起こります。

2-4.漏水

漏水は、冷蔵庫の寿命が近づくと起きる症状です。漏水は、庫内で発生している場合と、冷蔵庫の外へ水が漏(も)れる場合があります。前者は、冷気の発生口にカビやホコリが目詰まりすることで起きる症状です。後者は、庫内の水を貯(た)めるパーツの破損によって起こります。お手入れや修理でも改善しない場合は、寿命だと判断できるでしょう。

3.冷蔵庫の寿命を延ばすポイント

冷蔵庫は、使い方を見直すだけでも寿命を延ばすことができます。寿命を延ばすためにできることなどを覚えておきましょう。

3-1.目一杯詰め込まない

冷蔵庫に保管するものは、適量に抑えることが大切です。目一杯詰め込まないよう注意しましょう。詰め込み過ぎることで、コンプレッサーに負荷がかかり、劣化を早めるとされています。冷気が行き渡るよう、ゆとりを持って保管するよう心がけてください。

3-2.冷ましてから保管する

熱いものは、必ず冷ましてから保管しましょう。熱いまま冷蔵庫へ食品を入れてしまうと、上昇した庫内の温度を下げようとし、冷蔵庫へ負荷がかかります。

3-3.お手入れはこまめに行う

お手入れをこまめにしておけば、冷蔵庫の寿命を延ばすきっかけになります。ホコリやカビなどを掃除で取り除き、目詰まりを解消することで、冷気が行き渡りやすくなるのです。パッキンは汚れで劣化が進みやすいため、定期的に掃除をすることで、劣化による不具合を未然に防ぐことができます。

3-4.開閉頻度は少なめにする

冷蔵庫の開閉頻度は、できるだけ少なめにしましょう。冷蔵庫の扉を開けっ放しにすると、冷気が逃げてしまい、再度冷却するためにコンプレッサーへ大きな負荷がかかります。

4.寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法

寿命を迎えた冷蔵庫は、どのように処分すればいいのでしょうか? 具体的な処分方法をご紹介します。

4-1.家電リサイクル法に基づいてリサイクル回収に出す

冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象品目です。そのため、家電リサイクル法に基づいた処分が求められます。メーカーにリサイクル回収の依頼をし、引き取ってもらいましょう。ただし、メーカーによる回収は、リサイクル料金と収集運搬費用がかかります。郵便局に備えつけの用紙に必要事項を記入し、振り込みを行ってください。

4-2.不要品回収業者に依頼する

不要品回収業者は、家具や家電などの回収を行っています。家電リサイクル法の対象品目でも、出張回収が可能です。リサイクル料金や収集運搬費用の支払いは必要ありません。業者が見積もりで提示している回収費用を支払ってください。回収費用は割高でも、手続きや振り込みなどの手間を省くことができるのがメリットです。即日回収にも応じてもらえるため、急いで冷蔵庫を処分したい方に適している方法でしょう。

4-3.買取に出す

不要になった冷蔵庫でも、まだ使えるものであれば、買取に出すという選択肢があります。ただし、冷蔵庫は衛生面などが考慮されることもあり、買取対象となるものが限定されるので注意してください。買取対象となる冷蔵庫は、シャープ・日立・東芝・三菱などの有名メーカー製・傷や汚れがない・正常に動くものです。製造から3年以内と高年式であれば、高額買取が期待できるでしょう。

5.冷蔵庫の寿命や処分に関してよくある質問

冷蔵庫の寿命や処分に関する質問を集めました。

Q.冷蔵庫の掃除やお手入れは、どのくらいの間隔で行えばいいのか?

A.少なくとも、週1回はしっかりお手入れをしましょう。汚れが定着する前に掃除をしておくのが、冷蔵庫の寿命を延ばすポイントです。こまめに点検しておけば、トラブルなども未然に防ぐことができます。

Q.冷蔵庫を家電リサイクル法に基づいて処分する際、リサイクル料金はいくらかかるのか?

A.リサイクル料金は、冷蔵庫の容量によって異なります。以下を参考にしてください。

  • 170リットル以下のもの:3,672円
  • 170リットル以上のもの:4,644円

冷蔵庫のリサイクル回収を依頼する場合、リサイクル料金に加えて収集運搬費用がかかります。収集運搬費用は業者によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

Q.冷蔵庫は自治体回収で処分することはできないのか?

A.はい、できません。しかし、自治体が指定する回収業者を紹介してもらうことができる場合があります。お住まいの地域へ確認してみましょう。紹介をしていない場合は、自分でメーカーなどへ連絡し、リサイクル回収の手続きを行ってください。

Q.業者に冷蔵庫の回収を依頼するメリットは?

A.ほかの方法より割高になっても、迅速に対応してもらえることです。面倒な手続きを省くことができ、都合がいい日時を指定できるのも魅力でしょう。早朝や深夜も対応してくれるため、忙しい方に最適な方法です。ただし、業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを出してもらい、サービスや費用を比較してください。

Q.製造年数が浅い冷蔵庫が故障した場合、修理と処分のどちらを考えたほうがいいのか?

A.症状によって変わります。しかし、製造年数が浅い冷蔵庫の場合、メーカーや家電量販店の保証で修理対応してもらえるケースが多いものです。すぐに処分せず、まずは修理することを考えてみましょう。

まとめ

冷蔵庫は、寿命が近づくとさまざまな不具合が生じ始めます。寿命を示すサインを知っておくことで、処分や買い替えなどを考えるきっかけになるでしょう。また、冷蔵庫は、普段の使い方によって寿命を延ばすことができます。寿命を延ばすポイントも覚えておき、少しでも長く使えるよう工夫してみましょう。