汚部屋による悪影響とは?掃除手順を知ってきれいな部屋を取り戻そう


行政代執行が行われるなど、何かとニュースにも登場するようになったゴミ屋敷。ゴミ屋敷や汚部屋は、社会問題になっている迷惑行為です。汚部屋で暮らす人は、ゴミに囲まれた生活に慣れてしまい、何が問題なのかわからなくなって感覚が麻痺(まひ)しています。
多くの汚部屋住人は自分のプライバシーばかり主張していますが、実は近隣住民をも巻き込んだ重大な事案であることを自覚するべきです。汚部屋はなぜいけないのか、汚部屋で暮らし続けることでどのような悪影響を及ぼすのか、しっかり理解を深めていきましょう。

  1. 汚部屋になる原因
  2. 汚部屋に暮らす悪影響
  3. 汚部屋の片付け方
  4. まとめ

1.汚部屋になる原因

汚部屋の住人にとって、ゴミは大切な資産で宝です。ゴミを集めて安心感や安らぎを抱くようになるため、どんどん増えてしまいます。
住み始めた部屋は誰でもきれいな環境だったはずです。しかし、なぜ汚部屋に変貌していくのでしょうか? 

1-1.ものを溜(た)め込む 

汚部屋にあるものは、本当に必要なものですか?人間の生活に必要なものは、実はとても限られています。汚部屋とは正反対に、ミニマリストと呼ばれる必要最低限のものだけで暮らす人もいるのです。
ものを捨てられずに溜(た)め込むと、必ず部屋が汚くなっていきます。むやみに集めたものはあふれ、汚いことへの抵抗感も抱かなくなっていくでしょう。

1-2.収納下手

汚部屋をよく確認してみると、どの部屋も収納がきちんと設置されています。しかし、ものをきちんと収納できず、使いこなすことができていないのです。
収納を見直し、整理整頓することが大切。汚部屋の収納は、本来畳んでしまうべき場所に、丸めて突っ込んでおくだけというパターンがほとんどです。購入したものを買い物袋から取り出さず、放置して買ったこと自体も忘れてしまうこともあります。

1-3.衣類が脱ぎっぱなし

汚部屋にあるのは、ゴミだけではありません。占領しているもので目立つのは、脱ぎっぱなしの衣類です。着たものを脱いで、放置して山のように溜(た)まっていきます。洗濯したものかどうかの判別も難しくなってくるでしょう。匂いで着られる衣類か確認する人もいます。
高級な衣類やバッグで着飾っても、汚部屋の生活臭は染み付いて取れません。きれいに見えても、他人からは汚部屋に暮らしていることを疑われる可能性も高いでしょう。

1-4.食べっぱなし

衣類と同じく、食べたものをそのまま放置してしまうのが汚部屋に多いパターンです。弁当やペットボトルを放置、気づけば山積みになってしまいます。
中には、カビが見えなければ食べることができると思っているケースもあり、健康への影響が懸念されるのです。

2.汚部屋に暮らす悪影響

汚部屋で暮らすことに慣れるのは、健康で衛生的な生活から離れてしまい危険です。汚部屋で暮らすデメリットはしっかり理解しておくべきでしょう。人間らしい生活を取り戻すためにも、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.アレルギー症状

最も多いのは、ハウスダストやカビなどによるアレルギー症状です。汚部屋にはものが散乱し、中には腐敗した食品も多く含まれています。
ものがあふれて窓の開閉ができず、締め切ったまま生活しているケースも目立ち、ほこりやダニなどが充満した劣悪な生活環境になることも考えられるでしょう。くしゃみ・鼻水・目の充血などのアレルギー症状から始まり、ひどいケースだと喘息(ぜんそく)発作を起こすこともあります。
布団を敷きっぱなしにして、湿気によるカビも発生しやすくなるのです。汚部屋のほとんどは、掃除などしていません。空気の循環もなく、ほこり・ダニ・カビなどに囲まれていると、次第に体調不良を起こしてしまうでしょう。

2-2.害虫・害獣

食品の腐敗は、どの季節でも起こるものです。夏は特に腐敗するスピードが速く、うっかり口にして食中毒を起こすこともあります。
また、腐敗した食品にゴキブリが集まり、どんどん繁殖してしまうこともあるでしょう。ネズミなどの害獣が発生するのも、食品を放置した汚部屋が原因です。発生した害虫や害獣は、完全に駆除するためには費用・労力・時間が必要。汚部屋で暮らす人の生活だけではなく、建物の劣化にもつながるため注意すべきです。

2-3.幸福やお金との縁が切れる

汚部屋の住人には、女性も増えてきています。キャリアを積んだ立派な社会人でも、実は汚部屋に暮らしていたというケースも珍しくありません。ストレスを溜(た)め込みやすい現代人は、ゴミや多くのものに囲まれることで心の安定を図ろうとするのです。
しかし、汚部屋が招くデメリットは、幸福やお金との縁にも及びます。汚部屋だとわかれば恋人は去っていき、疎遠になることは避けられません。結婚後の生活を考え、汚部屋に暮らす人は敬遠されるからです。
また、汚部屋はお金も逃げていきます。ものの管理ができていないことは、自分の金銭管理もできていない証拠です。財布も緩くなり、浪費がちになるでしょう。汚部屋の住人は、貯蓄もできない傾向があります。

3.汚部屋の片付け方

ものやゴミであふれ返った部屋。手をつけ始めるポイントもわからなくなっているはずです。片付け方のポイントを知り、効率よくきれいにしていきましょう。

3-1.自分できれいにできるのは? 

汚部屋を掃除するのは、1人ではやらない方がいいでしょう。ものへの執着心があると、なかなか前に進むことができません。3人くらいで取り組み、必要なものか判断してもらうようにしましょう。
ただし、自分で片付けるのは限界があります。ゴミは多いけれど生活できる空間が残されている部屋・ゴミだけ片付ければ水回りが使える部屋など、2LDKくらいまでなら自分でも片付けることは可能です。

3-2.手順

用意するものは、大量のゴミ袋・軍手・マスクです。片付ける前に自覚しておきたいのは、使えるものは取っておこうという精神を捨てること。汚部屋に今まで保管してあったものは、保存状態も悪いケースがほとんど。残しておくのは、現金・キャッシュカード・通帳・印鑑などの貴重品だけに留(とど)めておいてください。
ゴミをどんどん袋に詰め込み、一定量に達したら自治体のゴミ処理場まで車で運搬して捨てに行きましょう。1日で終えようとせず、3〜4日かけてきれいにする気持ちで取り組んでください。ゴミをすべて捨ててから、掃除をするとさっぱりしますよ。

3-3.不用品回収サービスを利用する

ゴミが天井まで高く積もっている場合、自分でどうにかきれいにすることは難しいと判断すべきでしょう。特に、水回りも使えないような汚部屋は、専門業者に依頼してきれいにしてもらう必要があります。
汚部屋のゴミは、運び出すだけでも一苦労です。不用品回収サービスなら、片付け・掃除・ゴミの廃棄を一括して請け負ってくれます。費用はかかっても確実にきれいにしたいなら、掃除のプロに任すと安心です。

4.まとめ

汚部屋がもたらす悪影響や掃除の仕方などをご紹介しました。

  • 汚部屋になる原因
  • 汚部屋に暮らす悪影響
  • 汚部屋の片付け方

汚部屋は、ハウスダストやカビによるアレルギー症状を引き起こし、害虫や害獣の発生にもつながります。衣類や食べた後の食器を放置し、ゴミを積み上げてどんどん汚部屋に変貌していくのです。
きれいにしたいなら、整理整頓を心がけて収納を上手に活用すること。必要以上のものを持たないことも大切です。汚部屋の片付けはゴミの運び出しだけでも重労働。不用品回収サービスなどを利用すると楽に終えることができます。