押し買いの撃退方法を解説!予防法や被害に遭った場合の対策方法は?


今、押し買いの被害に遭う人が増えています。「何だか分からないうちに被害に遭っていた」という人もいて、泣き寝入りするケースも珍しくありません。しかし、押し買いは違法な犯罪行為です。予防するのはもちろんのこと、押し買いの被害に遭った場合でも対処しだいで品物が取り戻せるケースもあります。

今回は、押し買いの撃退法から予防法まで紹介しましょう。

  1. 押し買いの概要とトラブルについて
  2. 押し買いを撃退する方法
  3. 押し買いの被害に遭ったらクーリングオフ制度を利用しよう
  4. 押し買いの被害を予防する方法
  5. 押し買いに関するよくある質問

この記事を読めば、押し買いをするような業者の見分け方も分かります。押し買いについて知りたい人、押し買いの被害を予防したい人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.押し買いの概要とトラブルについて

はじめに、押し買いの特徴や押し買いの問題点を紹介します。

1-1.押し買いとは無理やり貴金属等を買い取る行為

押し買いとは、貴金属や宝石など価値の高いものを不当に安い値段で無理やり買取することです。「不用品を買い取ります」と家にやってきて貴金属を無理やり出させ、強引に買い取っていくケースが多く、被害者は高齢の女性が大部分となっています。また、まだ手口が広く伝わっていないことから、うっかり家に上げてしまう人も多く、被害は拡大中です。

1-2.不用品買取を口実にして家に上がり込むことが多い

押し買いをする業者は、「不用品を買い取る」というセールスの電話や、飛び込み営業をかけて自宅へ上がり込みます。そして、貴金属を出すように執拗に迫ることが多いでしょう。泣き落としや脅迫まがいなことをするケースもあります。そして、貴金属を数百円~数千円で無理やり買い取っていくのです。被害者は業者の強引な手段に抵抗できなくなり、また、買取ということで、泣き寝入りすることも珍しくありません。

1-3.押し買いは違法行為

家に居座り、貴金属を出すまで脅したり泣き落とししたりする行為は、「不退居罪」という犯罪行為です。また、押し買いは2013年に改正された「特定商取引法」でも違法行為となりました。ですから、「買い取りに来てくれたのだから」と業者に遠慮することはありません。

2.押し買いを撃退する方法

この項では、押し買いを撃退する有効な方法を紹介します。

2-1.家に業者を呼ばない

優良な貴金属買取業者やリサイクル業者は、必ず店舗や事務所を構えていて、売りたい人がそこまで出向くのが基本です。大型家具や家電など、個人では動かせないものや売りたいものが大量にある場合を除き、業者がいきなり家に来ることはありません。セールスの電話をかけてくる業者や、飛び込み営業をかけてくる業者は、ほぼ押し買い業者だと考えましょう。

2-2.業者を家に上げない

押し買い業者は話術が巧みなので、うっかり対応してしまうとあの手この手で家に上がり込もうとします。大切なのは、家に上げずに玄関先で対応することです。業者の「見るだけ」という言葉や、泣き落としに同情してはいけません。

2-3.業者の屋号や個人名を控える

悪徳業者は名刺を渡したがりません。また、個人名と携帯電話番号を書いただけのシンプルな名刺しか持っていないこともあります。そこで、業者の屋号、担当者名・古物商の許可番号などを聞きだしてメモを取りましょう。これだけ分かっていれば、業者の特定ができます。

2-4.警察に連絡する

前述したように、住人が退去を求めても業者が応じない場合は、「不退居罪」が成立します。何度言っても帰ってくれない場合は、110番しても構いません。

3.押し買いの被害に遭ったらクーリングオフ制度を利用しよう

押し買いの被害に遭った場合は、クーリングオフ制度が利用できます。クーリングオフ制度とは、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。これは、押し買いも契約の一種なのでクーリングオフ制度が適用できます。クーリングオフ制度の利用方法は、国民生活センターのページを参考にしてください。契約解除を通知する書類を作成しますが、個人でも簡単に行うことができます。

4.押し買いの被害を予防する方法

この項では、優良な不用品回収業者の見分け方や押し買いする業者の特徴を紹介します。

4-1.不用品回収業者は自分で探す

優良な不用品回収業者は、電話や飛び込みで営業することはほとんどありません。また、貴金属の買取を執拗に求めることもないので、不用品回収をしてほしい場合は、自分でネットなどで業者を探しましょう。口コミサイトなどを参考にする場合、長期にわたって良い評価がつけられている業者を選んでください。

4-2.貴金属の買取は専門店で行う

貴金属を買取してほしい場合は、専門店で行いましょう。店舗で行う鑑定は信用できます。特に、金やプラチナは専門店が多数あるので、「鑑定してくれる場所がない」と困ることはありません。

4-3.押し買い業者に1人で対応しない

押し買い業者は人を見ます。高齢者・女性などには強気で対応することも多いでしょう。ですから、押し買い業者が来た場合は、壮年~中年の男性と一緒に対応するか、女性しかいない場合は複数で対応してください。

5.押し買いに関するよくある質問

この項では、押し買いに関する質問を紹介します。

Q.押し買いは、最初に正体を隠してくることはあるでしょうか?

A.はい。不用品回収や買取をすると言って家に上がり込むことはあります。

Q.押し買いに負けて売り渡したのは、クーリングオフ制度を利用すれば確実に取り戻せるのでしょうか?

A.はい。ただし、業者が嘘の住所や電話番号を告げている可能性があります。必ず業者の事務所の住所や電話番号が正確なものであるか確認してください。

Q.押し買いは、貴金属しか買わないのでしょうか?

A.はい。価値のある貴金属に狙いを定めてくる業者が大半です。

Q.押し買いは、高齢者しかいない家を狙ってくるんでしょうか?

A.はい。その傾向はあります。

Q.押し買いは、家に上げなければ諦めるでしょうか?

A.その可能性が高いと思います。

まとめ

今回は、押し買いの撃退方法を紹介しました。押し買いは押し売りと異なり、「自分の意思で売却した」と思い込んで、泣き寝入りしてしまいがちです。しかし、不当な押し買いは犯罪になります。ぜひ、クーリングオフ制度などを利用して不本意のまま売り渡してしまったものを取り戻しましょう。また、不用品の処分は信頼できる業者を選ぶことが大切です。