押し買いの撃退方法!予防法や被害に遭った場合の対策は?

押し買い知って得する豆知識

今、押し買いの被害に遭う人が増えています。「何だか分からないうちに被害に遭っていた」という人もいて、泣き寝入りするケースも珍しくありません。しかし、押し買いは違法な犯罪行為です。予防するのはもちろんのこと、押し買いの被害に遭った場合でも対処しだいで品物が取り戻せるケースもあります。

今回は、押し買いの撃退法から予防法まで紹介しましょう。

この記事を読めば、押し買いをするような業者の見分け方も分かります。押し買いについて知りたい人、押し買いの被害を予防したい人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.押し買いの概要とトラブルについて

はじめに、押し買いの特徴や押し買いの問題点を紹介します。

1-1.押し買いとは無理やり貴金属等を買い取る行為

押し買いとは、貴金属や宝石など価値の高いものを不当に安い値段で無理やり買取することです。「不用品を買い取ります」と家にやってきて貴金属を無理やり出させ、強引に買い取っていくケースが多く、被害者は高齢の女性が大部分となっています。また、まだ手口が広く伝わっていないことから、うっかり家に上げてしまう人も多く、被害は拡大中です。

1-2.不用品買取を口実にして家に上がり込むことが多い

押し買いをする業者は、「不用品を買い取る」というセールスの電話や、飛び込み営業をかけて自宅へ上がり込みます。そして、貴金属を出すように執拗に迫ることが多いでしょう。泣き落としや脅迫まがいなことをするケースもあります。そして、貴金属を数百円~数千円で無理やり買い取っていくのです。被害者は業者の強引な手段に抵抗できなくなり、また、買取ということで、泣き寝入りすることも珍しくありません。

1-3.押し買いは違法行為

家に居座り、貴金属を出すまで脅したり泣き落とししたりする行為は、「不退居罪」という犯罪行為です。また、押し買いは2013年に改正された「特定商取引法」でも違法行為となりました。ですから、「買い取りに来てくれたのだから」と業者に遠慮することはありません。

2.押し買いを撃退する方法

この項では、押し買いを撃退する有効な方法を紹介します。

2-1.家に業者を呼ばない

優良な貴金属買取業者やリサイクル業者は、必ず店舗や事務所を構えていて、売りたい人がそこまで出向くのが基本です。大型家具や家電など、個人では動かせないものや売りたいものが大量にある場合を除き、業者がいきなり家に来ることはありません。セールスの電話をかけてくる業者や、飛び込み営業をかけてくる業者は、ほぼ押し買い業者だと考えましょう。

2-2.業者を家に上げない

押し買い業者は話術が巧みなので、うっかり対応してしまうとあの手この手で家に上がり込もうとします。大切なのは、家に上げずに玄関先で対応することです。業者の「見るだけ」という言葉や、泣き落としに同情してはいけません。

2-3.業者の屋号や個人名を控える

悪徳業者は名刺を渡したがりません。また、個人名と携帯電話番号を書いただけのシンプルな名刺しか持っていないこともあります。そこで、業者の屋号、担当者名・古物商の許可番号などを聞きだしてメモを取りましょう。これだけ分かっていれば、業者の特定ができます。

2-4.警察に連絡する

前述したように、住人が退去を求めても業者が応じない場合は、「不退居罪」が成立します。何度言っても帰ってくれない場合は、110番しても構いません。

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