パソコンによくある液晶割れ。見えなくなったときの対処法と注意点


ノートパソコン特有のトラブルに、液晶割れという現象があります。液晶ディスプレイに亀裂が入り、見えなくなるなどの現象です。落としたり、何かにぶつけたりしたときに、傷ついてしまったのが原因になっています。液晶割れしたときには、どうすればいいのでしょうか?対処法や処分の方法をまとめました。

  1. パソコンの液晶割れ
  2. 液晶割れの対処法
  3. 処分する方法と注意点
  4. まとめ

1.パソコンの液晶割れ

液晶割れとは、液晶ディスプレイを構成する薄いガラスが破損した状態をいいます。液晶の画面の乱れ、筋が入るなどの表示不良、蜘蛛(くも)の巣を張ったような状態になった経験がある方はいらっしゃるでしょう?ガラスは割れていても、表面にフィルムが貼ってあるため、ガラスは飛散しません。でも、危険な状態です。
軽度な破損だと、何とか画面が見えて操作できます。ひどい場合は、見えなくなったり、画面が霞(かす)んだりして、パソコンを起動してもほとんど操作ができません。こうなると、何らかの対処が必要です。
デスクトップパソコンと違い、ノートパソコンは、持ち運びがとても便利。だから、落としたり、ぶつけたりする危険性も高まります。ノートパソコン特有、あるいは、ノートパソコンに特に多いトラブルといえるでしょう。

2.液晶割れの対処法

液晶割れが発生したときの対処法は、どんなものがあるのでしょうか。対処の仕方によっては、費用も変わってくることを押さえてください。今回は、4つの対処法を紹介します。

2-1.まず状態を確認する

液晶割れが発生したら、まず、パソコンの状態を確かめることが第一です。操作できる場合は液状だけの問題ですが、操作できない場合、液晶割れ以外のトラブルも考えられます。
もしも、デスクトップパソコンなど別に外部ディスプレイがあれば、接続してみるのが最も手軽な確認法です。ほとんどのノートパソコンは、外部ディスプレイを接続することができます。
外部ディスプレイをノートパソコンの外部ディスプレイ端子につなぎ、電源を入れてみてください。メインのノートパソコンの画面は見えなくても 、外部ディスプレイ側にデスクトップ画面が表示されることもあります。
この場合は、液晶だけの問題といえるでしょう。液晶を修理すれば、使えるようになります。

2-2.液晶ディスプレイを交換する

液晶だけの問題だとわかれば、対処法は修理することです。といっても、ご自分で修理することは難しいでしょう。現実的には、専門の会社に依頼せざるを得ないのがほとんどです。破損がひどいときには、交換することになります。
交換は、ディスプレイそのものを交換する方法と、ディスプレイ内部のパネルだけを交換する方法の大きく2つ。パソコンに精通している方ならば、ご自分で交換することも可能です。でも、不慣れだと業者に依頼するのが確実でしょう。
保証期間内であれば、メーカーに連絡してみてください。ただし、有償での修理になるのがほとんどではないでしょうか。
修理費用は、メーカーに依頼するよりも、専門の業者に依頼する方が割安だといわれています。費用を安く抑えたいならば、中古品のものに交換するのも1つの方法です。それでも、数万円は覚悟しておいた方がいいでしょう。

2-3.液晶以外のトラブルは

液晶ディスプレイだけの問題ならば、交換など修理すると元通りに使えるようになるはずです。しかし、パソコン内部の機器まで破損すると、ディスプレイの交換だけでは済みません。特に、落としたりぶつけたりと大きな衝撃を受けたときには、パソコン内部まで破損しているケースも多くあるのが現実です。こうなると、修理費はさらにかかってしまいます。
外部ディスプレイと接続してもパソコンが起動しない場合は、ハードディスクが壊れている可能性が大です。液晶割れで画面が見えないことを理由に、何度も強制シャットダウンをしていると、ハードディスクが破損してしまうことも。また、ハードディスク以外のマザーボードが壊れていることもあります。

2-4.修理以外の対処法

液晶割れしたノートパソコンを、修理したくないという方もいるでしょう。特に、サブとして使っている場合は、そんな気持ちになりします。修理以外の方法をまとめました。

<テレビと接続する>
外部ディスプレイと接続し、液晶割れ以外に問題がないとわかったとします。でも、普段使っているデスクトップパソコンのディスプレイだと、いちいち接続するのがめんどうですよね?
そんなときには、テレビと接続する方法があります。HDMI接続が可能であれば、テレビにつなげて使うことが可能。画質が劣る難点や、持ち運びの煩わしさはありますが、ケーブル購入だけで済み、圧倒的に安上がりです。ついでに、無線のマウスとキーボードを購入すると、より便利になるでしょう

<データだけを回収する>
古い機種だし、わざわざ修理するまでもない。そんな方は、データを回収する方法はいかがでしょうか?ノートパソコンと外部ディスプレイを接続して表示できるならば、データを回収することができます。
また、内蔵されているHDDを取り出して、ほかのパソコンとつないで回収することも可能です。ノートパソコンから取り出したHDDは、外付けHDDとして使うのもいいでしょう。HDDしか活用できず、それ以外は処分しなければならなくなりますが、別にパソコンがある方は、選択肢の1つになります。

<新しいパソコンを購入する>
修理するよりも、新しく購入する選択肢あります。ただし、費用が一番かかり、データの移し替えなどが必要です。古いノートパソコンでも、修理に何万円もかかることがあるでしょう。それよりも、最新のパソコンにした方が、費用対効果を考えると得策です。

3.処分する方法と注意点

パソコンは、法律によりリサイクルが義務付けられています。不燃ごみなどとして勝手に処分することはできません。自治体では、基本的には回収してくれないと考えた方がいいでしょう。

3-1.メーカーに依頼する

PCリサイクル法にもとづき、メーカーに依頼して回収してもらいます。PCリサイクルのマークがついたパソコンは、無料です。しかし、PCリサイクルマークがついていないパソコンは、費用がかかります。平成15年10月以前に発売されたパソコンです。
回収したパソコンは、ハードディスクの破壊など情報の流失を防ぐ処置をしたうえで、金属などの資源にもどします。最も確実な方法といえるでしょう。
処分方法や費用は、メーカーごとに異なります。それぞれ問い合わせ窓口があるので、問い合わせてください。ただし、メーカーが遠い場所にあると、処分してもらうのに煩わしくJなることもあります。

3-2.業者に依頼する

メーカーに依頼するのがめんどうならば、リサイクル業者らに引き取ってもらうのが便利です。買い取り、無料回収、有料での回収などがありますから、事前に相談することをおすすめします。
無料見積もりなどを利用するといいでしょう。ネットで検索して調べてみてください。

3-3.データ流失を防ぐには

パソコンを処分すときに、一番気をつけていただきたいのは、データの流失です。パソコンのHDDには、さまざまな情報が詰まっています。確実にデータを消去するようにしてください。
業者に依頼する場合は、確実にデータを消去してくれるところに依頼しましょう。持ち込みの場合は、その場で破壊してもらうと安心です。回収してもらう場合は、破壊したHDDの写真を送ってもらう方法もあります。
確実なのは、自分で消去することです。パソコンが使えるときには、専用のソフトで完全に消去してください。HDDを自分で取り出せる場合は、破壊するのが一番確実です。裏側から取り出して、穴をあけるなど二度と使えないようにしましましょう。

4.まとめ

ノートパソコンによくある液晶割れのトラブルについて、対処法や注意すべき点を紹介しました。液晶割れの状態によって、対処の方法は変わります。あなたのパソコンの状況に合わせて、対処法を選んでください。
仕方なく処分する場合の方法や注意点もまとめました。
でも、一番のおすすめは、液晶割れがおきないように、大切に扱うことです。修理して直ったら、持ち運びのときに落としたりぶつけたりしないように、十分に注意をしてください。やむなく、新しく購入する場合も同様です。
パソコンは、高価でデリケートな製品。くれぐれも大切に、長いお付き合いをしましょう。