ソファーの汚れの落とし方! 布・本革・合皮など種類ごとの掃除方法
ご飯や飲み物をこぼすことでシミとなるソファーの汚れ。放っておくと目立つだけでなく取れなくなってしまいます。見栄えが悪くなる前にソファーの汚れは除去してしまいましょう! この記事では、各タイプ別のソファー汚れの落とし方についてまとめました。
1.ソファー汚れとなる原因
ソファーが汚れてしまうのは、大きく分けて3つに分けられます。その原因についてしっかり確認しておきましょう。
1-1.飲食類が原因
- しょう油
- ソース
- コーヒー
- 紅茶
- お茶
- ジュース
- ミルク
- ドレッシング
以上の食材は、ソファーに落ちてしまうとシミになって除去が難しくなります。また、食べ物で言えば以下のようなものがあるのでチェックしておきましょう。
- ミートソース
- カレー
- 汁物の食べ物(豚汁やポトフなど)
1-2.皮脂や油分
ソファーで寝そべる人も多いかと思います。しかし、長年ソファーで寝そべっていると皮脂や油でシミができるのです。特に、革製のソファーは人の油によって汚れが目立つようになります。しっかりと掃除するようにしましょう。
1-3.ペン・化粧品による汚れ
お子さんがいればペンやクレヨンなどで落書きすることがあります。その落書きが汚れやシミとなるのです。
また、化粧品などによる汚れやシミもできることがあります。特に、口紅などを落としてシミとなることが多いので注意しましょう。
2.布張りソファーの汚れの落とし方
ソファーにできてしまったシミや汚れは、各ソファーの材質に併せて掃除方法が変わります。この項目では、布張りソファーについてまとめました。
2-1.布張りソファーの基本的な掃除方法
布張りのソファーを掃除するときは、重曹と掃除機を使いましょう。まず、掃除機を使ってソファー上のごみを吸い取っていきます。ごみを取ることできれいな状態にしておきましょう。掃除機を使うときは、ノズルタイプをブラシにしておきます。掃除機を掛けた後、ソファー全体に重曹をまきましょう。重曹を振り掛けることでソファーに付いた臭いを消せます。重曹を掛けて一晩明けた後、掃除機で重曹を吸い取りましょう。また、就寝前に重曹を溶かしたスプレーを吹きかけるのも効果的です。水500mlに対して重曹大さじ1のスプレーを吹きかければ臭いを防げます。
2-2.液体をこぼした場合
液体をこぼしたときは、慌てずタオルやキッチンペーパーで液体を吸い出すように拭きましょう。次に、住居用の中性洗剤を水で薄めておきます。その中性洗剤を付けたタオルでたたくように拭いていきましょう。中性洗剤で汚れを取った後は、必ず水拭きをしてから拭きまで行います。中性洗剤が付いたままだとソファーが傷むので注意しましょう。
2-3.黒ズミ・油汚れを取る
皮脂や油は、年月と共に黒ズミとなって表れます。特に、肘や手を置くアーム部分に出やすいもの。この黒ズミには、ベンジンを使って対処しましょう。少量のベンジンを雑巾や布、タオルに含ませてたたくように拭き取ります。拭き取った後、水拭きをしてから拭きを行いましょう。しかし、長年使ってできた黒ズミはぼかす程度にしか取れないことが多いのです。こまめに重曹を使って皮脂や臭いを取っておくようにしましょう。
3.本革ソファーの汚れの落とし方
合皮ではなくて本革ソファーを使っている方もいるかと思います。ここでは、本革ソファーの汚れの落とし方について知っておきましょう。
3-1.基本的な手入れ・汚れへの対処方法
本革ソファーは、革が敏感で非常にデリケートです。そのため、不用意に洗剤を使うとシミや色変わりを招きます。食べ物・飲み物をこぼした場合はすぐに拭き取りましょう。拭き取った後は、熱のない風で乾かします。このとき、ドライヤーの熱風で乾かすのはNG。熱風を浴びると変色する可能性があるからです。
- 中性洗剤
- 除光液
- 漂白剤
- ハンドクリーム
- シンナー
以上のようなものは、本革ソファーで使わないようにしましょう。また、専用クリーナーを使ったときでも色が変わる可能性があります。目立たない場所で事前に使ってから使用するようにしましょう。
3-2.セスキ炭酸ソーダを使う
専用クリーナーを使わない方法としては、セスキ炭酸ソーダを使う方法があります。セスキ炭酸ソーダは、洗濯や洗剤に使われるものでソファー汚れにも使えるのです。しかし、このセスキ炭酸ソーダも目立たない場所で試してから使いましょう。
まず、ソファー上のホコリを取り除きます。その後、掃除機で表面の汚れを取り除きましょう。ごみを取り除いた後は、水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1で作ったスプレーを目立つ汚れに吹きかけます。吹きかけてからすぐに乾いた布で拭き取りましょう。
セスキ炭酸ソーダを使ってみても汚れが気になるときは、お湯でぬらした柔らかいタオルをしっかり絞ってから拭き取ります。しかし、あまり熱すぎると変色するので気を付けましょう。
3-3.普段から汚れに気を付ける
本革ソファーは、そのままの状態を維持するのが難しいソファーです。そのため、普段からのメンテナンスが重要となってきます。普段からごみを取り除くと共に拭き掃除を行うのを心がけましょう。また、拭いた後に専用のプロテクト剤を塗って保護します。専用のプロテクト剤を塗ることで独特の光沢を守ることができるのです。
4.合皮ソファーの汚れの落とし方
ソファーの中でも汚れが付きづらくて耐久性のある合皮ソファー。ソファーの中でもっとも需要があります。しかし、どうしても汚れは付いてしまうものです。この項目でしっかり取り除き方を確認しておきましょう。
4-1.消毒用エタノールで取り除く
合皮ソファーの汚れは、消毒用エタノールで対応できます。消毒用エタノールならば水溶性・油性どちらの汚れも落とせるので便利です。
まず、水拭きと乾拭きを行って表面全体の汚れを落とします。その後、消毒用エタノールをハンカチや化粧用コットンに付けて軽く拭きましょう。
次に、クリームクレンザーなどを指に付けて円を描くようにこすりつけて拭きます。表面が乾燥した後に水拭きをして乾くのを待ちましょう。
この行程でも落ちない場合、漂白剤などを綿棒に付けて軽く汚れを落とします。しかし、漂白剤を使うと色落ちするので注意しましょう。
4-2.重曹を使う場合
どうしても落ちない長年の汚れには、重曹を使ってみることをおすすめします。まず、洗濯用洗剤を水に薄めましょう。タオルや雑巾に薄めた洗剤を付けてソファー全体をこすります。ボールペンなどのひどい汚れのときは、部分的に洗剤をひたして汚れを浮かしてから吹きましょう。
ここまでやって汚れが落ちないときは、重曹を使って汚れを落とします。重曹をタオルなどに付けてから取れない汚れを中心に拭きましょう。洗剤を付けてからソファーを拭いた後は、必ず水拭きをしてから乾燥してやります。洗剤を拭き取らないとソファーが傷むので注意しましょう。
まとめ
この記事ではソファー汚れを取る方法についてまとめました。布張りのソファーは、重曹を溶かしたスプレーを使ってメンテナンスすることを心がけましょう。ひどい汚れのときは、ベンジンや中性洗剤を使って汚れを落とします。本革ソファーのときは、基本的に普段のメンテナンスが重要です。熱風・熱湯を当てると変色する場合があります。どうしても汚れを取りたいときは、セスキ炭酸ソーダを使って汚れを落としましょう。合皮ソファーの場合は、洗濯用洗剤や重曹を使って汚れを落とせます。また、簡単な汚れならば消毒用エタノールで汚れを落とせるので試してみましょう!