電子レンジの寿命が近いと危険?寿命のサインや故障原因や症状を解説

電子レンジの買い替え 家電の買取

毎日使うことが多い電子レンジが急に壊れてしまうと困りますよね
急な故障を未然に防ぐためには、買い替えのタイミングを押さえることが大切です。

電子レンジに寿命が近づくと、さまざまな不具合や症状が生じます。
寿命を迎えたまま電子レンジを使い続けていると、発火する可能性もあります

寿命を迎えた電子レンジは、処分を検討しなければなりません。
とはいえ、電子レンジの寿命が近づくとどんな症状が出てくるのか、寿命を延ばすためにできることはないのかなど、分からない点も多くあります。

電子レンジの寿命について知っておけば、買い替えや処分時期を考える際の参考になるでしょう。
そこで、本記事では、電子レンジの寿命が近づくと起きるサインや寿命を延ばすためのポイントなどをご紹介します。

電子レンジは、普段の使い方を意識するだけでも、寿命を延ばすことができます。
少しでも長く使えるよう、寿命を延ばすポイントをしっかり覚えておきましょう。

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電子レンジの寿命(耐用年数)はどのくらい?

電子レンジの寿命

まず、電子レンジの寿命について考えていきます。

マグネトロンの寿命(耐久年数)と関連している

電子レンジの平均的な寿命は、約10~15年といわれています
電子レンジの寿命は、マグネトロンの寿命と関連しています。
電子レンジはマグネトロンがマイクロ波を発生・照射することによって温まる仕組みです。

マグネトロンが正常に動作するのは約2000時間といわれ、1日3分程度、毎日使っていると寿命が約10~15年という計算になります。
電子レンジを毎日使わない家庭では、数値上は20年以上使える可能性もありますが、その前に他の部品が壊れる可能性の方が高いです。

マグネトロン以外の部品に不具合が生じるケースもある

マグネトロン以外の部品に不具合が生じ、電子レンジが寿命を迎えるケースもあります
近年は、電子レンジが高機能になり、さまざまな部品が搭載されているため、摩耗や劣化によって不具合が生じやすくなっているのです。

電子レンジの寿命が近いと起きる症状・サイン

電子レンジ

電子レンジの寿命が近づくと、どんな症状が起きるのでしょうか?

温まらない

電子レンジの寿命が近づくと、食品が温まらないという症状が出やすいでしょう。
主にマグネトロンの寿命によって起きる症状で、マグネトロンが正常に作動していない可能性があります温めムラがある場合も、寿命が近いと考えておきましょう。

マグネトロンだけを交換することもできますが、そのほかの部品も寿命を迎えている恐れがあるため、買い替えたほうがいいでしょう。

電源が入らない

電源が入らない場合は、電子基板などに劣化や摩耗が生じ、寿命が近づいている可能性があります。
電源コンセントやブレーカーなどに問題がない場合は、寿命が近いサインだと考えておきましょう

頻繁に止まる

電子レンジが頻繁に止まってしまうときも、寿命が近づいているサインです。
この場合は、マグネトロンの故障ではなく、他の部品が故障している可能性があります

加熱中にスパークが出る

電子レンジの使用中に、「パチパチ」と音がしたら要注意です。
これは、スパークという現象で、電子レンジ内部の金属板が壊れている可能性があります
ただし、アルミホイルや金属などを間違って温めてしまった場合にもスパークが発生するため、本当に金属板が壊れているかは確認が必要です。

加熱中に異臭がする

加熱中に変な臭いがする場合は、すぐに電子レンジを止めましょう。
部品が破損している可能性もあります
食べ物の焦げではなく、明らかにおかしい臭いがする場合は、電子レンジを買い替えたほうがいいでしょう。

加熱中に異音がする

電子レンジの寿命が近づくと、冷却ファンの劣化によって異音が起きる場合があります
ただし、異音は、ターンテーブルのずれなどでも起きる場合があるため、点検して異常が見つからないようであれば、寿命が近いサインだと考えておきましょう。

操作ボタンが効かない

電子レンジのボタンを押しても反応しない場合は、買い替えを検討したほうがいいでしょう。
ただし、電子レンジの電源プラグを一度抜き、時間が経った後に改めて電源を入れると回復するケースもあります
電源プラグを抜いても直らないときは、寿命を迎えている可能性があるので買い替えを検討してください。

電子レンジの寿命を縮める原因

電子レンジのお手入れ

電子レンジは、使い方しだいで寿命を延ばすことができます。
まずは、電子レンジの寿命を縮めてしまう原因を解説します。

掃除をしていない

電子レンジの中が食べ物のカスや油などで汚れていないでしょうか。
汚れた状態のままでは、内部のセンサーが正常に動きません
特に、以下の項目に当てはまる場合は、すぐ掃除をしてキレイにしたほうがいいでしょう。

  • ターンテーブルに食べカスがたまっている
  • 変な臭いがする
  • 内部照明がうす暗い

から焚き

食べ物を何も入れずに電子レンジを使用すると、寿命が一気に縮んでしまいます
いわゆる、から炊きをすることで電子レンジの内部で発生するマイクロ波が吸収されず、マグネトロンの劣化が早まってしまうのです。

アルミホイルを使用する

電子レンジでアルミホイルを加熱するのは厳禁です
電子レンジの寿命が短くなるだけでなく、アルミホイルから火花が発生し、火災につながることもあります。

液状の食品を長時間加熱する

電子レンジで液体状の食べ物を温めるときは、加熱時間に注意してください。
長時間温めてしまうと、電子レンジの中が過剰に熱くなり、故障する原因になります。
液体状の食べ物は、温めすぎないように気をつけましょう

水分の少ない野菜を加熱する

水分の少ない野菜をそのまま加熱してしまうと、電子レンジの寿命が早まってしまう恐れがあります。水分が少ない食べ物を温めるときは、必ず少量の水を用意して、一緒に温めるようにしましょう

電子レンジの寿命を延ばすポイント

電子レンジの掃除

電子レンジを長持ちさせるために大切なポイントを4つ紹介します。

庫内を清潔に保つ

できるだけ、電子レンジを長持ちさせるために、庫内は清潔にしておきましょう。
使った後は汚れを拭き取ったり、定期的に掃除したりすることが大切です
掃除が面倒なときには、お酢やレモン果汁などを布巾にかけて、そのまま電子レンジの内部を拭き取るだけでもキレイになります

電子レンジの汚れや油分が残った状態が続くと、マイクロ波の照射によって発火などのリスクが高まります。
発火などが起きると、火災に発展する恐れもあるので注意しなければなりません

誤った使い方をしない

誤った使い方をしないことも、電子レンジの寿命を延ばすコツです。
たとえば、何も入れずに動かしてしまう空焚(からだ)きなどをすると、電子レンジの劣化が進んでしまいます
正しい使い方を意識し、少しでも長く使えるようにしましょう。

なるべく時間をあけて使う

電子レンジを長時間使用するときは、できるだけ時間をあけることが大切です
食べ物を温めるときは、電子レンジ本体も熱を持ってしまいます。
長時間連続で使い続けていると、電子レンジ本体の熱が上がりすぎてしまい、発火する可能性もあるのです。

長時間の使用はできるだけ避ける

長時間の使用は、電子レンジを傷める原因です。
過熱状態が続き、電子レンジに大きな負荷がかかります。
特に、液体を温める際は注意が必要です。適切な時間の使用に留(とど)めて起きましょう。

設置場所に気をつける

電子レンジを設置する場所にも注意しましょう。
なるべく、平らで直射日光に当たらず、湿気が少ない場所に設置するのが理想です。
そして、電子レンジの周辺には、なるべく広めのすき間をあけてください。
電子レンジ本体の裏側には空気孔があるので、そこをふさいでしまうと故障の原因になってしまいます

直接コンセントに接続する

電子レンジは直接コンセントにつなぐことがおすすめです。
タコ足配線で接続するとブレーカーが落ちやすくなり、その衝撃によって電子レンジが壊れてしまう恐れがあります

電子レンジの修理と買い替えの判断基準

電子レンジの調子が悪くなると、買い替えるか、修理に出そうか迷ってしまいがちです。
ここでは、電子レンジの修理と買い替えの判断基準を紹介します。

購入から8年以上経っていたら買い替えを

電子レンジの買い替えを検討するときは、購入から8年以上が経過しているかを判断基準にするといいでしょう。
修理用の部品を保管しておく期間が8年と決まっているメーカーが多いため、8年以上が経過してしまうと修理できなくなる可能性があるからです。
また、8年以上経過すると不具合が起きやすくなるので、買い替えたほうがいいでしょう。

修理費用と購入費用を比較する

買い替えか修理か悩んだときは、修理費用と購入費用を比較してみてください。
電子レンジの故障箇所によっては、購入費用よりも修理費用のほうが高くなってしまいます
それなら、わざわざ修理を依頼せずとも新しい電子レンジを購入したほうがいいでしょう。

電子レンジの処分方法

不要になった電子レンジを処分する際の具体的な方法をご紹介します。

自治体のゴミ回収

電子レンジの処分は、自治体のゴミ回収に出す方法があります。
自治体によって分別ルールが異なるため、確認して分別に従うことが大切です。
電子レンジは、「燃えないゴミ」もしくは「粗大ゴミ」に分類されます。
粗大ゴミは事前申請と手数料の支払いが必要です。
自治体の粗大ゴミ受付センターのホームページへアクセスし、申請手続きをしてください。

買取に出す

まだ使える電子レンジであれば、買取に出すこともできます。
ただし、買取価格がつきやすいのは、大手日本メーカーで製造から3年以内の高年式・傷や汚れが少ない・正常に動作するものに限定されるので注意してください。
電子レンジの買取は、リサイクルショップや家電買取業者へ依頼しましょう。

不要品回収業者に依頼する

不要品回収業者に依頼し、電子レンジを引き取ってもらう方法もあります。
回収費用は割高で、電子レンジ1台でも取りに来るトラック代を考慮しないといけないので、数千円かかると思った方がよいです。
不要品回収業者は家具や家電などさまざまなものを取り扱っているため、まとめて不要品を回収してもらうとお得な料金プランを利用できます

電子レンジの寿命や処分に関してよくある質問

電子レンジの寿命に関する質問を集めました。

Q.電子レンジに不具合が出始めた場合、修理すれば寿命より長く使えるのか?
A.使える場合と使えない場合があります。また、電子レンジの修理は、多額の費用がかかるケースもあるため、買い替えなどを検討したほうがお得でしょう。

Q.使用頻度が低い電子レンジは、10〜20年使えるケースもあるのか?
A.はい、あります。しかし、使えるケースがあっても、ごくわずかです。使用頻度が低くても、劣悪な環境に設置している場合は、早めに寿命を迎えるケースもあるでしょう。

Q.加熱時に火花が出るのは寿命が近いサインなのか?
A.一概に寿命とはいいきれません。というのは、アルミホイルなど金属製品を加熱した場合にも、火花が出る現象が起きるためです。火花が出たら、まずは自分の使い方を見直しましょう。ただし、冷却ファンの劣化でも火花が出るケースもあるので注意してください。

Q.操作ボタンや液晶画面が動かない場合も寿命と考えたほうがいいのか?
A.はい、寿命が近いサインだといえるでしょう。操作ボタンや液晶画面の不具合は、電子回路やファンなどの異常によるものです。無理に使い続けると、火災に発展するリスクがあるので注意しましょう。

Q.壊れた電子レンジは買取してもらえないのか?
A.はい、買取対象外です。無料回収業者などの場合、部品を取り出してリユースする目的で、無料回収を行うケースがあります。買取は難しくても、無料で処分でき、リサイクルにも貢献できるのがメリットです。無料回収業者へ相談してみましょう。

まとめ

電子レンジは、10年が平均寿命です。寿命が近づくと起こりやすいサインなどを知っておけば、買い替えや処分を検討する際の参考になるでしょう。電子レンジは、使い方しだいで寿命を延ばすことができます。寿命を延ばすコツを知るとともに、不要になった電子レンジの処分方法も覚えておいてください。

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