不要になった布団の処分方法は? 再利用できることもある?


あなたの自宅に、使っていない布団はありませんか?捨ててもいいけど、捨てるにはもったいない。かといって、使うこともないし困った。そんなときは、再生・再利用を考えてみましょう。あなたには必要なくても、必要としている人は、きっといるはずです。きっかけがなくて困っている方に、布団の処分や再生・再利用法を紹介します。

  1. 古くなった布団の処分
  2. 布団の再生・再利用方法
  3. 布団を処分するときの注意点

1.古くなった布団の処分

布団は、暮らしに欠かせない生活必需品です。でも、新しくする機会はそんなに多くありません。お子さんが進学で自宅を離れるとき、社会人になるとき、引っ越しをするときなどでしょう。

使わなくなった、あるいは古くなった布団の処分、あなたはどうしていますか?いつかは使うと思って、押し入れの中にしまい込んでいる人がほとんどではないでしょうか。処分(捨てる)するのも1つの方法です。でも、処分の仕方には注意が必要。できるならば、再生・再利用を考えたいものです。

布団は再利用もできるんですね。
はい。再利用が可能ならば、そのほうがエコになります。

2.布団の再生・再利用方法

古い布団は、処分する以外に、再生・再利用する方法があります。いわば修理して再び使う方法と、誰かに譲って使ってもらう方法です。意外と知られていないこともあります。

2-1.布団の打ち直し

古くなった布団は、かつては打ち直しするのが一般的でした。若い世代では、死語に近くなっているように見受けられます。

打ち直しとは、使い続けて古くなったお布団の側生地をはがし、中にある綿をほぐして元の状態に戻す作業のことです。打ち直しは次のような工程になります。

  1. 布団の側生地をはずして、綿を取り出します。
  2. 開綿機を使い、綿をバラバラの状態にします。
  3. 機械で綿の繊維を整え、巻き取ります。
  4. 折りたたんで重ねます。
  5. 仕立てのために広げます。
  6. 綿を返して側生地に入れます。
  7. 角を出して、とじ糸で留(と)めます。
  8. 完成です。

打ち直しの際には、高熱を当てて汗の結晶やダニ・ホコリなどを取り除きます。ですから、衛生面では問題ありません。場合によっては、綿を追加して補充することも。綿に空気を含ませて、本来の風合いを取り戻し、購入したときの状態にすることができます。

側生地を新しくしたりクリーニングしたりすれば、新品同様の布団の完成です。ものを大切にする思いが感じられ、とてもエコな再生方法といえるでしょう。お子さんが利用していた布団を打ち直し、お客様用に活用するといった方法があります。

打ち直しでは、用途の変更も可能です。たとえば、敷き布団から掛け布団、あるいは座布団、こたつ布団、ベビー布団などにつくりかえることができます。

残念ながら、打ち直しをしてくれる寝具店は少なくなりました。でも、昔ながらの布団屋さんでは、今でも打ち直しをしてくれます。近所で探してお願いしてはいかがでしょうか。調べてみると、値段は、数千円から1万数千円を目安になるようです。

2-2.ボランティア団体らに寄贈する

布団はかさばるので、押し入れに入れておいては、収納スペースがなくなります。自宅で使う必要がなくなった布団は、ボランティア団体らに寄贈してはいかがでしょうか。寄贈先には、いろんな団体らがあるので、ご自分がいいと思う所に寄贈してください。

受け入れている団体の1つに、海外途上国への支援団体があります。途上国の現地で販売されたり、寄付されたりと有効活用されているのです。ただし、古くても、汚れが少なく、破れていない布団にしましょう。汚れが激しいものは、コンテナに積み込む荷物のクッション材として使われることもあるようです。

また、ホームレスの支援団体でも受け付けています。海外の場合と同様に、古くても、使えるものにしましょう。汚れなどがある布団は、動物保護愛護団体に寄贈してはどうでしょうか。毛布は、わんちゃんやねこちゃんの犬舎に使用されるなど、古い布団1枚でも役に立つ場所がたくさんあるのです。

「布団 寄贈」といったキーワードを使い、ネットで検索してみてください。いろんなボランティア団体があります。

2-3.ほかの用途に転用する

手芸が趣味の方なら、布団の中の綿を使って、ほかのものに転用する方法もあります。たとえば、綿を取り出して、椅子のクッションにつくり変えたり、人形をつくったりするのもいいでしょう。趣味を生かして、好みの品をつくってください。ただ、綿の中には、ダニなどが入っていることがあります。天日での殺菌やマスクの着用などを心がけてください。

打ち直しをすれば布団は新品のようになるんですね。
はい。ただし、それなりに費用はかかりますので、注意してください。

3.処分する際の注意点

布団をゴミとして処分する場合、どのように処分すればいいのかご存じですか?実は、布団の中身などによって処分法は違います。自治体のルールに従って処分してください。処分する際の注意点をまとめました。

3-1.燃えるゴミとして処分

素材が綿の布団は、燃えるゴミとして処分できます。ゴミ袋に入れて所定の場所に置いてください。ただ、いくらゴミ袋に入れてあっても、捨てられている布団を見るのは、ちょっと切ない気持ちになります。ハサミで小さく切って、燃えるゴミとして出しするといいでしょう。ただし、大変な手間と根気がいることは覚悟してください。

3-2.粗大ゴミとして処分する

調べてみると、布団は粗大ゴミとして扱う市町村が多いようです。粗大ゴミということは有料になります。ですから、処分するにあたっては、処分券を購入して連絡したうえで処分してください。

自治体によっては、処分する場所まで運ばなければならない場合も。さらに順番待ちもありますから、ちょっとめんどうです。特に、捨てる布団の量が多い場合には大変でしょう。大量の布団を処分場まで運ぶときには、手伝ってくれる友人や車が必要になります。

3-3.急ぎの場合は不用品回収業者

「再生も再利用もできない」「自治体の粗大ゴミに出すのはめんどうだ」「不要な布団がいくつもある」そんなときには、不用品回収業者やリサイクルショップに依頼するのが便利です。

電話1本で相談に乗ってくれますし、見積もりも無料の業者がほとんど。場合によっては、有料だったものが無料になったり、買い取ってくれたりすることもあります。

家まで取りに来てくれますし、布団袋に入れる必要もありません。押し入れに置いておくままで大丈夫です。自治体のように事前に申し込み、決められた日に運ぶといった手間も必要ありません。あなたの都合のいい日に回収してくれます。体が不自由な方、高齢者にとっては、安全・安心のサービスでしょう。

ただし、中には悪質な業者も存在します。事前の見積もりをしてくれるなど、信頼できる業者を選びましょう。

業者に依頼するとすぐに処分してもらえるんですね。
はい。急ぐ場合は処分業者を利用しましょう。

まとめ

古くなった布団、使わなくなった布団の処分法や再生・再利用の方法を紹介しました。エコという視点から見れば、再生・再利用するのがおすすめです。転用やボランティア団体への寄贈など、有効利用する方法はあります。でも、どうしても処分するときは、ルールに沿って、適正に処分してください不法な捨て方は、絶対にやめましょう。