「引越しでエアコンが不要になるので処分したいけど、リサイクル料金はいくらかかるのだろう?」
「窓用エアコンを買い替えたいけど、窓用エアコンも家電リサイクル法の対象だろうか?」
「家庭用で使っているマルチエアコンはどうやってリサイクル料金を払うの?」
など、エアコンについていろいろとお悩みではありませんか?
早く処分したくても自分では取り外しできないし、古いエアコンをどんな方法で処分すればよいか?
家電リサイクル料金がどれぐらいかかるのか?など、よく分からないこともあるでしょう。
それに、エアコンは大きさや重さがあるので、なるべく簡単で楽な方法で処分したいですよね。
そこで今回は、エアコンのリサイクル料金や家電リサイクル法について詳しく解説します。
埼玉県でのエアコンの買取・無料回収・処分なら【リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンター】
エアコンの家電リサイクル料金とは?
最初に、エアコンの家電リサイクル料金とは何かについて見ていきましょう。
エアコンは家電リサイクル法の対象家電
家庭で使われている殆どのエアコンは、家電リサイクル法の対象家電です。
家電リサイクル法とは、対象家電に含まれる資源の有効活用などを目的とした法律になります。
対象家電を家電リサイクル法に沿って処分する場合、使用者は家電リサイクル料金を支払うことが必要です。
エアコンの家電リサイクル料金については、この記事の「2.エアコンの家電リサイクル料金はいくら?」を参考にしてください。
家電リサイクル法の対象・対象外となるエアコンは?
エアコンは、種類によって家電リサイクル法の対象となる物とならない物があります。
家電リサイクル法の対象となるエアコン
【家電リサイクル法の対象】となるエアコンは下記の通りです。
- 壁かけタイプのセパレートエアコン
- 壁かけタイプのガスヒーターエアコン
- 壁かけタイプのハイブリッドエアコン(石油、ガス、電気併用エアコンなど)
- 床置きタイプのセパレートエアコン
- 床置きタイプのハイブリッドエアコン(石油、ガス、電気併用エアコンなど)
- ウィンド形エアコン(ウィンドウエアコン、窓用エアコン)
- マルチエアコン
室内機が壁掛け形か床置き形が対象、その他の室内機は対象外。
全ての室内機が対象外の場合は、室外機やリモコンも対象外。
【エアコン本体と一緒に引き取れるもの】
- ワイヤレスリモコン(ただし電池は除く)
- 室内機用の取付金具
- 一体型の純正据付部材
- 商品同梱の工事部材
【エアコン本体と一緒に引き取れないもの】
- リモコン用電池
- 別売りのドレンパイプ、配管パイプ、
渡り線及び配管カバー(スリムダクト等)などの工事部材 - 室外機の置台、設置棚、設置枠など
- 取扱説明書等の印刷物
- ヒートポンプ給湯機のヒートポンプユニット(似ているけどエアコンではありません)
- 外付けのコインボックス
家電リサイクル法の対象外となるエアコン
以下のようなエアコンは、【家電リサイクル法の対象外】となります。
- 天井埋め込み形カセットタイプのエアコン
- 壁埋め込み形のエアコン(天袋形、地袋形を含む)
- 天吊り形セパレートエアコン
- マルチエアコン
室内機が壁掛け形・床置き形以外のタイプのもの。
全ての室内機が壁掛け形・床置き形以外の場合は、室外機やリモコンも対象外。 - スポットエアコン
- 冷風機・冷風扇
- ウィンドファン
- 除湿器
- 業務用パッケージエアコン
なお、上記の家電リサイクル法の対象外となるエアコン類は、家庭で使用している場合に限り自治体回収の粗大ゴミとして出すことができる場合があります。
自治体によって取り扱いが違いますので、粗大ゴミの出し方などは自治体のホームページなどで確認してください。
業務用エアコンは産業廃棄物として処分する
業務用エアコンも種類を問わず家電リサイクル法の対象外となります。
業務用エアコンは自治体回収に粗大ゴミとして出すことはできません。
業務用エアコンを処分するときは、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に依頼する必要があります。
万が一、産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に依頼すると、廃棄物処理法違反と判断されて罰金刑が科されることもあるので注意しましょう。
エアコンの家電リサイクル料金はいくら?
エアコンを家電リサイクルするにはいくらかかるか、具体的に見ていきましょう。
エアコン1台(室内機と室外機のセット)ごとに家電リサイクル料金がかかる
エアコンの家電リサイクル料金は、エアコン1台ごとに必要です。
このとき、室内機と室外機をセットで1台分として考えることになります。
室内機か室外機どちらか1つを単体で処分する場合でも1台となり、家電リサイクル料金が安くなることはありません。
また、複数台のエアコンをまとめて家電リサイクルに出す手続きをしても、台数分の料金がかかります。
メーカーによって家電リサイクル料金が異なる
エアコンのリサイクル料金は、メーカーによって金額が異なります。
エアコンの冷暖房能力や大きさ、新しい古いに関係なく、
1台に付き税込みで「990円~9,900円」かかります(2023年3月現在)。
より詳しい内容は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのホームページをご覧ください。
取り外し費用や収集運搬費用は別途必要(店舗・業者によって異なる)
家電リサイクル料金には、エアコンの取り外し費用や収集運搬費用は含まれていません。
したがって、エアコンの取り外しや運搬を希望するときは、それぞれの費用を別途支払う必要があります。
エアコンを自分で取り外したり運搬したりできない人は、こうした費用もかかることを覚えておきましょう。
エアコンの収集出張費は1台に付き数千円程度、運搬費用は1台に付き数千円程度、取り外し費用は1台に付き数千~1万5千円程度が相場です。
エアコンの家電リサイクル料金を支払う方法
エアコンの家電リサイクル料金を支払うにはどんな方法があるか、詳しく見ていきましょう。
料金販売店回収方式にて販売店に支払う
料金販売店回収方式とは、販売店にエアコンの家電リサイクル料金と収集運搬費用を支払い、エアコンを回収してもらう方法です。具体的な流れは、以下をご覧ください。
- 販売店の店頭でエアコンの家電リサイクルを手続きする
- 販売店にエアコンの家電リサイクル料金と収集運搬費用を支払う
- 販売店から家電リサイクル券の控えを受け取る
- 指定日時と場所に運搬業者がやってきてエアコンと家電リサイクル券の控えを回収する
- 運搬業者が指定引取場所やメーカーの再生工場にエアコンを運搬して完了
料金郵便局振込方式にて郵便局に支払う
料金郵便局振込方式の場合、郵便局でエアコンの家電リサイクル料金を支払うことになります。
料金郵便局振込方式とは、郵便局でエアコンの家電リサイクル料金を支払い、自分で家電リサイクル法定めた指定引取場所にエアコンを持ち込む方法のことです。
より詳しい流れは、以下を参考にしてください。
- 郵便局の窓口でエアコンの家電リサイクルを手続きする
- エアコンの家電リサイクル料金を支払って家電リサイクル券の控えを受け取る
- 家電リサイクル法の指定引取場所に自分でエアコンを運び入れる
- 指定引取場所の指示に沿って、エアコンおよび家電リサイクル券の控えを引き渡して完了
なお、各都道府県に搬入可能な指定引取場所があります。
詳しくは、家電リサイクルの都道府県別指定引取場所リストで確認してください。
家電リサイクル料金なしでエアコンを処分する方法
不要になったエアコンは、家電リサイクル料金なしで処分することも可能です。
知人などに譲る
まだ十分に使えるエアコンは、知人などに譲ることを考えてみましょう。
まずは、心当たりのある知人などに連絡し、エアコンを欲しいか確認してみてください。
譲り先が決まれば、エアコンを処分せずに済み、有効活用してもらえます。
ただ、エアコンを移設する場合は工事費用がそれなりにかかります。
エアコンの工事費用や運搬方法、運搬日時などについては、先方とよく話し合って決めましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者にエアコンの処分を依頼すると、エアコンの家電リサイクル料金が不要な場合が多いです。不用品回収業者では、回収したエアコンを素材ごとに分け、再資源化などの方法でリサイクルしています。
ただし、エアコンの引取処分を依頼する場合、回収費用として1回に付き数千円程度~かかる場合があります。
また、取り外し作業も依頼する場合は、別途オプション費用が必要になることがあるので、確認しておきましょう。まだ十分に使えるものは、買取してもらうことも可能です。
なお、当リサイクルショップ・埼玉出張買取センターでも、不要になったエアコンの買取と引き取り処分を行っています。まずは、お気軽に査定をご依頼ください。
エアコンを買取に出す
不要になったエアコンでも、まだ十分に使えるものは買取に出すことを考えてみましょう。
エアコンの買取は、中古家電買取専門業者、リサイクルショップ、不用品買取業者などに依頼できます。
また、ネットオークションやフリマアプリに出品して売ることも可能です。
買取してもらうことができれば、エアコンの家電リサイクル料金がかからないだけでなく、買取代金が手に入ります。また、資源を大切にできるのもメリットです。
エアコンを処分するときの注意点
エアコンを処分するときにはどんな点に注意すべきか、具体的に解説します。
無理に取り外さない
エアコンは、素人の方は無理に取り外さないようにしましょう。
エアコンの室内機は、多くが高所に設置してあり、取り外して下ろすだけでも一苦労です。
また、壁掛け型エアコンは、ポンプダウンと呼ばれるフロンガスを室外機に閉じ込める作業が必要になります。
簡単に取り外せるように見えても、専門知識がないとフロンガスがもれてしまい、環境汚染につながることもあるので注意してください。
エアコンの取り外しは、業者に依頼するのがおすすめです。
信頼できる業者に処分を依頼する
エアコンの処分は、信頼できる業者に依頼することが大切です。
たとえば、以下の条件を満たす業者なら安心して依頼できます。
- エアコンなどの不用品回収実績が豊富にある
- 回収後の不用品を適切な方法でリサイクルしている
- 見積もりは無料
- リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
- 都合のよい日時と場所で回収してもらえる
- 状態のよいものは買取もしている
- エアコンの取り外しも依頼できる
- スタッフの感じがよく顧客からの評判もよい
- 業務に必要な許可を取得済み
エアコンの家電リサイクル料金に関するよくある質問
最後に、エアコンの家電リサイクル料金に関する質問に回答します。
それぞれ参考にしてください。
Q.15年以上使用している古いエアコンでも家電リサイクル料金が必要?
A.はい。家電リサイクル法に沿って処分する場合は、エアコンの使用年数に関係なく家電リサイクル料金が必要になります。
Q.家電リサイクル券は郵便局で振り込み後、いつまで(何日間)有効?
A.家電リサイクル券には、振込日の翌日から10年間と書かれています。
ただし、その間に料金の変更があって、振込した金額と引き渡し時点での家電リサイクル料金が違ってしまっている場合は、そのままでは引き取れないみたいです。その場合は事前に確認してみて下さい。
Q.複数台のエアコンをまとめて処分するメリットは?
A.それぞれ処分するよりまとめたほうが手間がかからない、保管スペースが早く空く、処分方法によってはまとめて処分するほうが処分費用が安くなるなどが挙げられます。
収集運搬費は1回で済むので、分けるよりもその分は安くなる可能性が高いです。
Q.不用品回収業者でエアコンをきちんとリサイクルしているか不安なのですが?
A.信頼できると判断した業者であれば、問題ありません。不安に感じる場合は、どんな方法でエアコンをリサイクルしているか、業者に説明してもらうとよいでしょう。
Q.家電リサイクル券の控えはいつまで保管すべきか?
A.特に期限はありませんが、少なくともエアコンがメーカーの再生工場に無事回収されるまでは保管しておきましょう。
Q.エアコンを買取に出す場合に家電リサイクル料金がかからない理由は?
A.エアコンを買取に出す場合、再販されて新たな持ち主の元で使用されることが前提になっているからです。ただし、万が一買取不可となり、業者に引き取り処分を依頼する場合は家電リサイクル料金がかかることがあるので、確認しておきましょう。
まとめ
今回は、エアコンの家電リサイクル料金について詳しく解説しました。エアコンは家電リサイクル法の対象家電であり、自治体回収に粗大ゴミとして出すことができません。エアコンを家電リサイクル法に沿って処分する場合は、規定の家電リサイクル料金を支払う必要があります。なお、不要になったエアコンは、知人などに譲る、買取に出す、不用品回収業者に依頼するなどの方法で処分することも可能です。中でも、不用品回収業者に依頼すると、都合のよい日時・場所で回収してもらえる、状態のよいものは買取してもらえることがあるなど多くのメリットがあります。この記事を参考にして、信頼できる不用品回収業者に相談してみることがおすすめです。