ファンヒーターを処分したい! 一番簡単な方法と注意点を詳しく解説!
「もう使わないファンヒーターを処分したい」とお考えではありませんか? 買い替えなどで不要になったファンヒーターを処分したくても、自治体回収に何ゴミとして出せるのか、そのほかの方法で処分すべきかなど悩んでしまいますよね。それに、なるべく簡単で安く済む方法に越したことはないでしょう。
そこで今回は、ファンヒーターの処分について詳しく解説します。
- ファンヒーターの寿命はどれぐらい?
- ファンヒーターは自治体回収で何ゴミになる?
- 不要になったファンヒーターを処分する方法
- 不要になったファンヒーターを処分するときの注意点
- ファンヒーターの処分に関するよくある質問
この記事を読むことで、ファンヒーターを処分するポイントがよく分かります。不要になったファンヒーターを処分したい人は、記事を最後まで読んでみてください。
1.ファンヒーターの寿命はどれぐらい?
最初に、ファンヒーターの寿命はどれぐらいか詳しく見ていきましょう。
1-1.ガスファンヒーターは10年程度
ガスファンヒーターの寿命は、10年程度が目安です。ガスファンヒーターの寿命が近づくと、以下のような症状が見られるようになります。
- なかなか点火しない
- 使用中に異臭や異音がする
- 十分に換気しても頻繁に換気サインが出る
- 一部の機能が使えない
- 頻繁にエラー表示が出て停止する
- 理由もなく突然停止する
上記のような症状が見られたら寿命が近づいていると判断し、買い替えを検討してください。
1-2.石油ファンヒーターは6~8年程度
石油ファンヒーターの寿命はガスファンヒーターと比較して短く、6~8年程度が目安です。石油ファンヒーターを6~8年程度使用すると、「1-1.ガスファンヒーターは10年程度」でご紹介した症状のほか、すすが多く付着するようになるケースも見られます。石油ファンヒーターは暖房性能が高く、素早く部屋を暖めることができる一方で、部品の消耗が激しいことも事実です。そのため、購入後6年を過ぎたら買い替えを検討するとよいでしょう。
1-3.使用方法や使用環境しだいで寿命が短くなることがある
ファンヒーターの寿命は、あくまでもメーカーが想定した使用方法や使用環境におけるものです。たとえば、想定以上の使用頻度や雑な取り扱い、使用環境が悪いといった状況では、ファンヒーターの寿命が大幅に短くなることもあるでしょう。そのため、ファンヒーターの寿命は、あくまでも目安として考える必要があります。
2.ファンヒーターは自治体回収で何ゴミになる?
ファンヒーターを自治体回収に出す場合、何ゴミになるのでしょうか。
2-1.多くの自治体で粗大ゴミとして扱われる
ファンヒーターは、多くの自治体で粗大ゴミとして扱われます。祖大ゴミとしてファンヒーターの収集を依頼する流れは、以下を参考にしてください。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡し、ファンヒーターの収集を申し込む
- 自治体から受付番号・収集日時・収集場所・料金の指示を受ける
- コンビニなどで料金分の粗大ゴミ処理券を購入する
- 粗大ゴミ処理券に自治体から指示された内容を記入し、ファンヒーターに貼り付ける
- 収集当日になったら指定時間より前に収集場所へファンヒーターを出しておく
- 自治体によりファンヒーターが収集されて完了
ファンヒーターを粗大ゴミとして処分する場合、1台に付き数百円程度かかるのが目安になります。なお、粗大ゴミとして自治体に収集された後は、まだ使える状態のものであっても廃棄処分となるのが一般的です。
2-2.業務用ファンヒーターは産業廃棄物として専門業者に依頼する
業務用ファンヒーターは、自治体回収に粗大ゴミなどで出すことができません。業務用ファンヒーターは産業廃棄物扱いになるため、専門業者に処分を依頼する必要があるからです。不要になった業務用ファンヒーターは、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に依頼してください。もしも、産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者へ依頼すると廃棄物処理法違反と見なされ、場合によっては依頼者と業者の両方に罰金刑が科されることがあります。
3.不要になったファンヒーターを処分する方法
不要になったファンヒーターを処分するにはどんな方法があるか、具体的に見ていきましょう。
3-1.知人などに譲る
不要になったファンヒーターでもまだ十分に使えるものは、知人などに譲ることを考えてみてください。まだ使えるファンヒーターを廃棄せずに済み、有効活用してもらえます。まずは、ファンヒーターを譲り受けてもらえそうな知人などに連絡してみましょう。譲り先が決まったら、配送日程や配送方法などについて、なるべく先方の希望を優先して打ち合わせてください。
3-2.販売店の下取りに出す
買い替えを伴う場合は、不要になったファンヒーターを販売店の下取りに出して処分できることがあります。販売店では、新規購入を促すために不要になったファンヒーターを下取りしていることがあるので、確認してみてください。下取りしてもらうことができれば、買い替えと同時に不要になったファンヒーターを処分できます。なお、下取りは新規購入者向けのサービスとなることが多く、下取りだけで依頼することはほぼできません。また、下取り可能なメーカー・機種を指定されることもあるでしょう。
3-3.不用品回収業者に依頼する
不要になったファンヒーターは、不用品回収業者に依頼して処分する方法もあります。不用品回収業者では、回収後のファンヒーターを再販もしくは再資源化などにより有効活用してもらうことが可能です。また、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、そのほかの不用品も同時に処分できる点なども大きなメリットといえます。何かと忙しくて処分する時間がない、高齢などにより集荷場所へ運ぶのが困難、同時に処分したい不用品が多いといった人には、特に助かることでしょう。
3-4.買取に出す
不要になったファンヒーターでも、条件しだいでは買取に出せることがあります。
3-4-1.買取してもらえるファンヒーターの条件は?
たとえば、以下のようなファンヒーターは買取してもらえる可能性が高いでしょう。
- 人気メーカー品(リンナイ・ノーリツ・パロマ・ダイニチ・トヨトミなど)
- 不具合や故障がない
- 年式が新しい
- 使用感が少ない
- 外観に目立つ汚れや傷・破損などがない
- 購入時の付属品が揃っている
なお、実際には、業者によっても買取可能な条件が異なります。詳しくは、業者に査定を依頼して確認してください。
3-4-2.ファンヒーターを買取に出す方法
ファンヒーターを買取に出すには、以下のような方法があります。
- 中古家電買取専門業者に売る
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に買取してもらう
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
上記の方法それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分にとっても最もメリットが大きな方法を選ぶとよいでしょう。なお、不用品回収業者に買取してもらう場合、都合のよい日時と場所で回収してもらえて便利です。また、そのほかの不用品を同時に買取してもらえるのもメリットでしょう。万が一買取不可になっても、そのまま引き取り処分を依頼できる点でもおすすめです。
4.不要になったファンヒーターを処分するときの注意点
不要になったファンヒーターを処分するときには、いくつか注意すべき点があります。
4-1.石油ファンヒーターは灯油を抜いておく
不要になった石油ファンヒーターを処分するときは、灯油を抜いておきましょう。灯油が入ったままでは、石油ファンヒーターを運んだ際に灯油がもれて危険です。もれた灯油によって、手や服を汚してしまうこともあるでしょう。また、まだ十分に使えるものでも、灯油がもれたことにより不具合や故障の原因になることもあるので気を付けてください。なお、灯油を抜くときは、使用説明書やメーカーのホームページなどを参考にし、安全に配慮しながら正しい方法で行うことが大切です。
4-2.乾電池を取り外しておく
不要になったファンヒーターを処分する際、乾電池を取り外しておきましょう。ファンヒーターの多くは、乾電池によりパネルを操作しているからです。乾電池を入れたまま処分すると、ファンヒーターが誤動作することがあります。また、運搬中などに乾電池が破損して液もれし、皮膚炎などの原因になることもあるので注意してください。なお、取り外した乾電池は、自治体ごとの回収ルールに沿って特定ゴミなどとして出す、販売店の回収サービスを利用するなどの方法で処分できます。
4-3.メーカーのユーザー登録を解除しておく
メーカーにユーザー登録している場合は、解除しておくとよいでしょう。メーカーのユーザー登録は、ファンヒーターのオーナーとして有益な情報を入手し、必要なサポートを受けるためのものです。実際に、ユーザー登録を有効活用している人もいることでしょう。しかし、ファンヒーターを処分した後は無用になります。特に、知人などに譲る、買取に出すといった場合は、次のオーナーのためにも解除しておきましょう。
5.ファンヒーターの処分に関するよくある質問
最後に、ファンヒーターの処分に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.ファンヒーターの寿命を延ばすコツは?
A.以下のポイントを参考にしてください。
- 乱暴に操作しない
- ファンヒーターの上にものを置かない
- 適度な温度設定で使用する
- 長時間連続して使用しない
- こまめに換気する
- こまめに掃除する
- 石油ファンヒーターは長期間使用しない場合に灯油を抜いておく
Q.使用時に異臭のするファンヒーターを使い続けるリスクは?
A.主なリスクは、不完全燃焼による一酸化炭素中毒です。また、場合によっては、ファンヒーターから発火する可能性もあるため、異臭を感じたらすぐに使用を中止して十分に換気してください。
Q.高価なファンヒーターのほうが長持ちする?
A.一概にはいえません。販売店により価格設定がまちまちなため、単に高価なことだけでは長持ちするファンヒーターであると判断できないからです。
Q.ファンヒーターを複数台まとめて出せば安く処分できる?
A.処分方法によります。たとえば、自治体回収に粗大ゴミとして出す場合は、1台ごとに処分費用が必要になるため、台数をまとめても安くなることはありません。一方、不用品回収業者に依頼した場合は、まとめて出すことで処分費用が割安になる業者もあります。
Q.不用品回収業者にファンヒーターの処分を依頼した場合の費用目安は?
A.ファンヒーター1台だけを都合のよい日時と場所で回収した場合、1回数千円程度~が費用目安になります。なお、回収場所の条件や同時に処分する不用品の有無などにより金額が異なるため、業者に見積もりをもらって確認してください。
まとめ
今回は、ファンヒーターの処分について詳しく解説しました。不要になったファンヒーターは、自治体回収に粗大ゴミとして出す以外にも、さまざまな方法で処分できます。まずは、それぞれの処分方法を比較し、自分にとって最もメリットが大きな方法を選ぶとよいでしょう。なお、不要になったファンヒーターは、不用品回収業者に処分を依頼することも可能です。当リサイクルショップ埼玉出張買取コールセンターでも、不要になったファンヒーターの処分をお受けしています。まずは、お気軽にお問い合わせください。