昔は一家に1台はあったミシンですが、最近の家ではだんだん使う機会もなくなってきており、ミシンのないご家庭も増えています。
ただ、「どうしてもミシンを一時的に使わなければならない事情ができてしまった」、「その後は使う予定がないので新品をわざわざ買うのは勿体ない」、「新品で買うと高いので、中古で手ごろなものを探している」などの理由で、中古のミシンは今でも需要があります。
ご家庭に使わなくなって押し入れに眠っているミシンはありませんか?
リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンターでは埼玉県でミシンの買取を行っています。
古いアンティークミシンから最新のミシン、業務用ミシンまで幅広くミシンの買取を行っています。
古いミシンでも処分してしまう前に一度お問い合わせ下さい。お見積もりは無料です。
「どんなタイプのミシンが高く売れるか?」「買取できるミシンの種類」などをご紹介します。
まずは、ミシンの種類や特徴、人気メーカーや買取相場などについてご説明します。
ミシンの種類はいろいろ
ミシンは大きく分けると「家庭用ミシン」と「工業用ミシン」の2つに分けることができます。
さらに、家庭用ミシンは用途によって「多機能ミシン(一般的な家庭用ミシン)」「職業用ミシン」「刺繍ミシン」「ロックミシン」などのタイプに分かれます。
また、「一般的な家庭用ミシン」は内部構造などの違いによって、「コンピューターミシン」、「電子ミシン」、「電動ミシン」3種類に分類されます。
コンピューターミシン
コンピューター制御で縫うスピードや縫い目の調整などを自動で行ってくれる高性能なミシンです。
直線縫いやジグザグ縫いなどの基本的な縫い方からステッチ縫いでさまざまな模様の刺繍ができたりと、ボタンひとつでいろいろな操作が可能で、ミシンに不慣れな人から上級者まで使いやすいミシンです。
家庭用ミシンの中で一番高性能で安全面での配慮にも優れているので、他の家庭用ミシンに比べるとかなり高価です。
電子ミシン
電子ミシンは現在主流となっているミシンで、主要な機能を電子制御で行っており、価格と機能のバランスが良いのでミシン初心者からも人気があります。
直線縫いを始めとしたいろいろなパターンの縫い模様が登録されているものが多く、コンピューターミシンよりは操作が簡単で初めての方にも優しいのが魅力です。
電動ミシン
電動ミシンは、昔は足踏み式だったミシンが電動になったタイプのものです。
「足踏み式ミシン」のあと家庭用ミシンの主流になりましたが、現在ではコンピューターミシンや電子ミシンに取って代わられています。
シンプルな構造で機能も限られているので価格は安いですが、初心者の方には向いていません。
ロックミシン
ロックミシンは、布端を「かがり縫い」してほつれないようにするためのミシンです。
ニット生地や伸縮性のある布を縫い合わせることも得意なミシンで、家庭用ミシンと一緒に使用すると、さらに洋裁の幅が広がります。
刺繍ミシン
コンピューターによる制御で、一般的な実用縫いに加えてオートで本格的な刺繍ができるミシンです。
職業用ミシン
職業用ミシンは、美しい縫い目にこだわった直線専用のミシンです。
仕立て・お直し屋さんなど、主にパーソナルユースのソーイングレベルの高い方が使用するのに向いています。
またモータパワーによる布貫通力も強いため、カーテンやジーンズなどの厚物も簡単に縫うことが出来ます。
工業用ミシン
工業用ミシンは、一般家庭で使用するものではなく、縫製工場などで使われるミシンです。
工程ごとに分かれた専門的な大型ミシンです。
アンティーク・ミシン
アンティークミシンは古い時代のミシンです。
コレクターがいるため高額で取り引きされる物もあります。
メーカーやデザインで価値が大きく変わるのも特徴です。
ミシンとして使えなくてもインテリアとして、レトロな雰囲気を演出できます。
その中でも特にデザイン性が優れている物は、骨董品として取り扱われることも珍しくありません。
1800~1900年ごろ、ヨーロッパなどで使われていたアンティークミシンだと、高額査定が期待できます。特に高値がつくのは、装飾がほどこされたミシンです。
買取できるミシンは?
次に、買取できるミシンとできないミシンの特徴についてご説明します。
買取できるミシンの特徴
- 通常使用ができる
- 人気メーカーのもの
- 定価が高い高性能なもの
- 美品・傷や汚れが少ない
- アンティーク品として価値があるもの(セイコーミシンなど)
買取できないミシンの特徴
- 壊れている(ジャノメミシンでは一部大丈夫な製品もあります)
- 傷や汚れがひどい(ジャノメでは一部大丈夫な製品もあります)
- 必要なパーツが欠損している(ジャノメでは一部大丈夫な製品もあります)
- 製造年度が古いもの(ジャノメでは一部大丈夫な製品もあります)
- ほか、中古需要が低いもの
ミシンの人気メーカーは?
人気メーカーのミシンは、買取額にも期待ができます。
人気の高いミシンメーカーを一部ご紹介しましょう。
JANOME(ジャノメ)
誰もが知っている日本初の国産ミシンメーカーです。
1921年、日本初の国産ミシンメーカーとして創業。
2021年10月16日に創業100周年を迎え、それを機に社名をこれまでの「蛇の目ミシン工業株式会社」から「株式会社ジャノメ」に改めました。
1929年、国産最初の家庭用標準型ミシン「パイン100種30型」を発売。
1979年、日本初のコンピュータミシン「5001型、メモリア」を発売。
2018年、世界で初めてスマートフォンやタブレットをワイヤレス操作端末とした刺しゅう専用ミシン「IJ521」を発売。
brother(ブラザー)
現在は「プリンター」などのメーカーで有名なブラザー(brother)ですが、元々はジャノメと並ぶ国内ミシンメーカーとして知られていました。ブラザーは愛知県に本社を置く電気機器メーカーで、最初は輸入ミシンの修理を主な業務内容として始まりました。
ミシンの修理業から始まったブラザーグループは、創業者兄弟のモノづくりのDNAを脈々と受け継ぎながら、100年以上にわたってニーズや時代の変化に合わせた製品を生み出し続けています。
1962年に、現在の「ブラザー工業株式会社」に社名を変更します。今は40以上の国や地域で活動を行っていて、ブラザーグループの売上は80%以上を海外が占め、現在はグローバルな企業として知られています。
JUKI(ジューキ)
高品質な縫い、使いやすい操作性が、ビギナーからプロの方まで多くの方から支持を得ているメーカーです。ミシンの総合メーカーとして、工業用ミシンから家庭用ミシン、職業用ミシン、小型ロックミシン、キルト用ロングアームミシンなどを製造販売しています。
1947年に家庭用ミシン、1953年に工業用ミシンを発売。
1988年に社名を現在の「JUKI株式会社」に変更。
現在はグローバルに事業を展開し、85%が海外で販売され、工業用ミシンの分野においては180カ国以上の地域で使用されています。
シンガー
シンガーはアメリカで1851年に創立されたミシンメーカーです。
170年以上の歴史がある世界で最も古くから知られるミシンブランドです。
現在、日本においては株式会社ハッピージャパンが代理店として販売を担当しています。
ジャガー
ジャガーは1949年創業の大阪に本社を置くミシンメーカーです。
現在は「株式会社ジャガーインターナショナルコーポレーション」として、ミシンの製造販売をしています。
baby lock(ベビーロック)
「ベビーロック(baby lock)」は山形で大切につくられるロックミシンの世界ブランドです。
1968年に世界初の家庭用小型ロックミシンとして発売されたベビーロックには、発売50周年を迎えた今でも変わらない品質で人気があります。
ミシンの買取金額相場について
使用済みの中古ミシンの買取価格は、ミシンのメーカーや種類、機種、年式によって大きく異なります。1,000円以下しか値段のつかないものから10万円以上で買取できるものまで存在します。
傷や汚れなど状態が悪い物や付属品が欠品している物は買取価格は下がります。
新品未開封品や未使用品に近い状態のものなら多少古くても高価買取が期待できます。
高く売れる中古ミシン・高価買取の機種は?
次に、高く売れる中古ミシンや中古で人気の機種をご紹介します。
- ジャノメ JANOME コンピューターミシン SECIO 14000 862型
参考買取価格 50,000~100,000円 - JUKI 職業用ミシン TL-30DXB SPUR
参考買取価格 25,000~35,000円 - JUKI baby lock ロックミシン imagine wave BLE3ATW
参考買取価格 15,000~30,000円 - ブラザー brother 刺しゅうミシン innovis D300 EMS80
参考買取価格 10,000~15,000円 - セイコー SEIKO 工業用ミシン 腕ミシン TE-5B アンティークミシン
参考買取価格 15,000~25,000円