自転車に乗っていて、異音に気づいたことはありませんか?
前輪や後輪タイヤからカタカタ音が鳴ったり、漕ぐと変な音が鳴ったり、きしむような音がしたりした事は誰でもあるでしょう。
自転車から発せられる音は自転車の状態を示すバロメーターです。
万が一、乗っている最中に故障すれば大事故になる恐れもありますから、「音がするだけ」と軽視せず、常に気にかけておくようにしましょう。
埼玉県での自転車の買取・回収・処分なら【リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンター】
自転車のブレーキ音が気になる場合の対処法
一番多いのが、“自転車のブレーキ音が気になる…”というケースです。ブレーキをかけた時にキーキーと耳障りな音が出て、困っているという方は多いのではないでしょうか?
ブレーキ音が気になる場合はまず、異音の原因が前輪ブレーキなのか、後輪ブレーキなのかを判断する必要があります。乗っている時に左右のブレーキを片方ずつ操作してみてください。
いわゆるママチャリを含めた国産自転車の場合、右側を操作した時に音が鳴るなら前輪、左側を操作した時に音が鳴るなら後輪のブレーキが原因です。ただ、ヨーロッパ・アメリカの自転車は逆の場合が多く、欧米から輸入したマウンテンバイク・ロードレーサーなど競技用自転車は欧米式になっていることがあります。一応、左右のブレーキを操作して、どちらが前輪・後輪に対応しているのか確認しておくと良いでしょう。
自転車の前輪ブレーキから音が出ているケース
前輪のブレーキから音が出ているのであれば、自分で修繕できる可能性があります。前輪ブレーキは、ブレーキシューというゴム製器具が側面からタイヤを押さえつける機構。要するに、摩擦の力でタイヤを止めているわけです。前輪のブレーキから音がするなら、この摩擦が過剰になっている可能性が高いでしょう。
なので、サドルに座って上から見た時に“ハの字型”になるよう、ブレーキシューの角度を変えてあげれば良いのです。ブレーキの利きが悪化すると困るので、ブレーキシューの前方はタイヤに接触しやすいまま、後方だけタイヤとの距離を広げます。前方は車輪に近く、後方は遠くなるので“ハの字型”というわけです。ブレーキシューの枠をペンチなどで曲げれば角度は変わるので、それほど難しくありません。
もし、それでもブレーキ音がうるさいのであれば、ブレーキシューのタイヤに当たる面を紙やすりなどで研磨してください。やりすぎるとブレーキの利きが悪化するので、少しずつ慎重にお願いします。
自転車の後輪ブレーキから音が出ているケース
後輪ブレーキの不調であれば、自力での修繕はやめましょう。後輪ブレーキにはローラーブレーキ、サーボブレーキ、バンドブレーキの3種類があり、それぞれに対処法が異なります。
また、自転車の前輪ブレーキは補助的な役割ですが、後輪ブレーキが主な役割を果たしているのをご存じでしょうか?ブレーキ性能の根幹を左右する後輪ブレーキに手を加えると、最悪の場合、ブレーキが利かなくなる…といったリスクがあるのです。
以上から、前輪ブレーキは自力で修繕を試みても構いませんが、後輪ブレーキに手を加えることは避けてください。音の原因が後輪ブレーキにあるなら、自転車店に持っていくようにお願いします。
要注意!自転車のブレーキに油を差すのは絶対NG
キーキーと金属音を立てているブレーキを見て、「油を差せば良いのかな?」と考える気持ちは分かりますが、これは絶対にNGです。機械油・グリースなど油分を含んだものをブレーキにつけてはいけません。もちろん、機械用の錆び止めスプレーなどもダメです。
ブレーキ機構の摩擦が弱まるというのは、要するにブレーキが利かなくなることを意味します。肝心な時にブレーキが機能せず、最悪の場合は死亡事故に繋がる恐れもあるでしょう。
以上から、どんな場合であっても、絶対にブレーキに油を差すことだけは避けてください。
異音が気になるからといってブレーキに直接油を指してはダメなんですね。
はい。どうしても気になる場合は自転車屋さんに持っていって修理を依頼しましょう。
走行中の自転車から異音がする場合の対処法
自転車のペダルを漕(こ)いでいる時に音がする場合は、さまざまな原因が考えられます。
代表的な原因を解説しますので、まずはそれらに当てはまるかどうかを検討してください。
ちなみに、ペダルを漕(こ)いでいる時の音…というのは、漕(こ)ぐのをやめると音がしなくなるケースを指しています。
ペダルを止めて、空走(ペダルを止めた状態で、慣性に従って走行している状態)していても音がする場合は3番目の項目を参照してください。
自転車のペダルを漕(こ)ぐ時にこすれるような音がする
漕(こ)ぐのをやめると音が止むのであれば、自転車ではなく服装に原因があることが多いです。
まずは靴・ズボン・キーホルダーなどが自転車に接触していないか確認してください。
「まさか…」と思うかもしれませんが、自転車店に持ちこまれた自転車に異常がなく、衣類・小物類が接触していただけ…というケースは多いようです。
もちろん、ズボンの裾がチェーンに巻き込まれることが原因の事故もあり得ますから、自転車に乗る時の服装も安全面を意識するようにしてください。
自転車のペダルを漕ぐたびにきしむような音がする
自転車のペダルを踏み込んだ時にギシギシと音が鳴る場合、ペダルの軸受けが傷んでいる可能性が高いです。そのほか、シートポストのグリースが切れている、あるいはサドル周りがきしんでいることも考えられます。
考えられる原因が多様なので、自分での対処は困難です。最寄りの自転車店に持ちこんで相談してください。
自転車のペダルを強く踏み込むとガコッと衝撃音がする
立ち漕(こ)ぎなど、ペダルと強く踏んだ時に衝撃音がして、ペダルが空転するような感覚があるケースです。こういった場合、多くは自転車のチェーン・ギアが寿命を迎えています。
チェーンの引っかかりが悪くなっているため、いきなりチェーンが外れたり、場合によっては横転したりする恐れもあるので、至急、自転車店に持ちこんで点検を受けましょう。この状態になったら自転車には乗らず、押して歩行するようにしてください。
自分で何とかしようと思わず、自転車屋に相談することが大切なんですね。
はい。走行中に自転車が動かなくなると大事故につながることがあります。無理をしてはいけません。
空走中の自転車から異音がする場合の対処法
ペダルを漕ぐのをやめても自転車はそのまま慣性に従って走行しますが、これを空走と呼びます。
空走の状態で異音がする場合、ペダル以外の場所に問題がある可能性が高いでしょう。
代表的な原因を解説しますので、それらに当てはまるかどうかを検証してみてください。
空走中にこすれるような音がする
一定のリズムでシュッとこすれるような音が出る場合、ホイールがゆがんでいる可能性が高いです。
自転車のホイールには寿命があり、長く使っていると徐々に変形します。
この場合、タイヤの交換が必要になるかもしれないので、最寄りの自転車店に相談したほうが良いでしょう。
空走中にカタカタと音が鳴る
ペダルを漕(こ)いでいる時も、空走中も、常に一定のリズムでカタカタ音がする場合はライト・反射板を点検してください。
ぶつけた時などにライト・反射板の位置がずれ、タイヤのスポークに接触している可能性が高いです。
ライト・反射板の角度を調整して音が止(や)んだ場合は、自転車本体に問題があるわけではないので、特に気にする必要はありません。
音によって原因がある程度分かるんですね。
はい。しかし、異音が長期間続く場合は自転車屋に確認してもらいましょう。
まとめ
以上、自転車から異音が出ている場合の対処法でした。
- 自転車のブレーキ音が気になる場合の対処法
- 走行中の自転車から異音がする場合の対処法
- 空走中の自転車から異音がする場合の対処法
代表的な異音に関しては解説しましたが、音が生じる原因にはさまざまな種類があります。
中には自転車事故で亡くなる方もいらっしゃいますので、少しでも不安があれば、早めに自転車店に持ちこむようにしてください。無理に自力で対処しようとすると、かえって危険が増幅します。
自転車の買取や回収を埼玉県で行っております
リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンターでは自転車の出張買取や回収を行っています。
ブランド・メーカーの自転車は故障していても買取できる場合があります。
マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイク、BMXも買取対象です。
買い替えや故障、引越しなどで不要になったシティサイクルや電動アシスト自転車、折りたたみ自転車などがありましたらお気軽にご相談下さい。