1980年代に登場し昔は高価で贅沢品だったカーナビゲーションも、今では殆どの車に当たり前のように付いています。
子供や学生の「夏休み」の時期、遊びに行ったり旅行に行ったりすることが多くなります。
旅行などで普段行かない所に出かける時にカーナビは大変役立ち便利ですよね。
夏休みに備えて古いカーナビを処分・廃棄して、新しいカーナビに買い替えようと考えている人も多いでしょう。
また、カーナビも家電製品ですので、古くなると寿命になったり故障したりもします。
そこで、今回はカーナビのゴミ分類や捨て方、廃棄以外の処分方法についてご紹介します。
埼玉県でのカーナビの買取・回収・処分なら【リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンター】
この記事を読むことで、カーナビを処分する際に知っておくべき情報を学ぶことができます。
知っておくと得する情報ばかりなので、ぜひ最後までおつきあいください。
カーナビの寿命と捨て方(何ゴミ?)
カーナビの寿命と買い替え時期
カーナビゲーションの寿命には、カーナビ自体が物理的に故障して寿命となってしまう場合と、地図データが古くなってしまうことで寿命になってしまう場合があります。
故障による寿命は、使用環境によって変わりますが、5~10年程度です。
この数字の根拠は、カーナビに搭載されているハードディスクの寿命からきています。
ハードディスクは比較的故障しやすい機械で、特に振動や熱に弱いのが特徴です。
そのため、夏場に暑い中使用していたり悪路などを走行していたりすると、1~2年程度で故障してしまうこともあります。
地図データが古くなる寿命に関しては、おおよそ5~10年程度でしょう。
多くのカーナビメーカーは、カーナビの地図ソフトのサポートを5年程度としていることが多いからです。
そのため、5年以上たつと情報が更新されなくなるので、新しくできた道や場所などに対応できなくなります。とはいえ、すべての道や場所が新しくなるわけではありませんから、更新できない状態でも数年は使い続けることも可能です。ですので、8^10年ぐらいが寿命でしょう。
これらのことから、最低でも8~10年たったら買い替えるのがおすすめです。
できれば、サポートが切れると同時に買い替えるのが一番良いでしょう。
もちろん、故障しやすい機械ですので、不具合が出たら後回しにしないで交換してしまった方が、後々面倒がありませんよ。
カーナビを長持ちさせるコツ
使用時にはなるべく熱を避ける
カーナビなどの精密機械は、使用すると熱を持ちやすい性質があります。
そのまま熱がこもりすぎるとオーバーヒートによって壊れてしまうのです。
ですから、基本的には排熱装置が付けられているのですが、車内が暑いと排熱がうまくいきません。
そのため、夏場にカーナビを使う際には、冷房などを入れるようにすることが大切です。
また、駐車する際には、なるべく日の当たらない場所に止めたり、遮熱カバーなどをフロントガラスの内側に貼り付けたりするなどの工夫をすると良いでしょう。
振動や衝撃を避ける
カーナビの内部に搭載されているハードディスクは振動に弱いので、できるだけ悪路の走行はしないことが寿命を延ばすことにつながります。
カーナビ処分の困りごと
カーナビ処分で一番困るのが、一体何ゴミに出せばいいのだろうか、という点だと思います。
家電製品だから家電リサイクル法に関係しているのか?、あるいは粗大ゴミか?、それとも資源ゴミか?、はたまた普通に燃えないゴミなのか。
どれにも当てはまりそうで悩んでしまいますよね。
また、内部のデータについても、どうすればいいのか分からず悩んでしまいがちです。
カーナビの中には自宅や職場など、自分が行き来した場所のデータが入っていることがあります。
もしも、そのデータが誰かに悪用されたら、と思うと心配で処分できませんよね。
カーナビの正しいゴミ分別とリサイクルの必要性
カーナビは何ゴミ?
カーナビのサイズによって変わってくるでしょう。
多くの自治体では、1辺の長さが30センチを超える電化製品は「粗大ごみ」、それ以下は「不燃ごみ」という扱いになっている所が多いです。
ちなみに、勘違いされがちですが、テレビが見れるカーナビでも「家電リサイクル法」は適用されません。
「家電リサイクル法」はテレビ(ブラウン管TVも含む)・エアコン・冷蔵庫(冷凍庫も含む)・洗濯機(乾燥機も含む)の4品目だけに適応される法律です。
データの消去方法
多くのカーナビには、「走行軌跡データ消去」や「目的地履歴消去」などの機能が搭載されています。
消去方法が分からないようであれば、説明書を確認すると良いでしょう。
説明書がない場合は、オンラインで検索すれば説明書を閲覧することができます。
それでも、消去方法がわからない場合には、物理的に破壊してしまうことで消去することも可能です。
ただし、破壊する際には飛び散った破片などで目を怪我(けが)することがあるので、十分に注意してくださいね。
リサイクルの必要性
ここまでゴミとしての処分方法についてお話してきましたが、できればカーナビはリサイクルすることをおすすめします。
カーナビの内部にはレアメタルなどの貴重な資源が含まれているからです。
日本はただでさえ資源の少ない国ですから、せっかくの有効な資源を無駄にするべきではありません。
自治体が小型家電を対象に無料で回収していることがありますので、ぜひとも利用してくださいね。
カーナビは自分で取り外しできる?
「カーナビは自分でも取り外しができるのか?」と考える方も多いと思います。
カーナビには自分でも取り外しできるタイプと専門知識がないと難しいタイプがあります。
「ポータブル型」など、シガーソケットから電源を取っている外付けタイプのカーナビは簡単に取り外す事ができますが、「インダッシュ型」は専門知識がないと難しいと思います。
専門知識がないのに無理に取り外してしまうと、破損や故障させてしまう恐れがありますので、「インダッシュ型」のタイプは専門の方に取り外してもらうようにしましょう。
カーナビの廃棄方法(自治体回収の場合)
小型家電リサイクル法について
カーナビは「小型家電リサイクル法」という法律に関係しています。
1年間に排出される小型家電製品ゴミには、約844億円相当の有用金属が眠っているのです。
このことから、都市鉱山、などという呼ばれ方もしています。
そこで、この価値ある金属をなるべく再利用するために制定されたのが、「小型家電リサイクル法」なのです。
「小型家電リサイクル法」は「家電リサイクル法」とは違って法的拘束力はありません。
ですので、リサイクルせず、不燃ゴミや粗大ゴミとして処分することも可能です。
しかしながら、自治体の方針によってはリサイクルが原則となっていることもあるので注意しましょう。
自治体によるカーナビの処分方法
粗大ゴミとして処分する場合は、まず地域の粗大ゴミセンターに依頼をします。
依頼は電話からでもインターネットからでも可能です。
依頼をすると回収日時と場所、出す際の形式などが伝えられますので、指示どおりに出しましょう。
小型家電リサイクル法にのっとってリサイクルする場合は、指定場所に設置されている小型家電回収ボックスを利用してください。
小型家電回収ボックスは、主に以下のような場所に設置されています。
- 大型スーパー
- 区役所
- 支所
- 公民館
- コミュニティーセンター
- 図書館
ただし、小型家電回収ボックスにはサイズの制限があります。
基本的には、粗大ゴミの規定である「1辺の長さが30センチを超えるもの」に合わせて、30✕30センチ以下に設定されていることが多いようです。
ただし、地域によって投入口のサイズは違うので、事前に自治体ホームページ等を確認しておきましょう。
自治体での処分のメリット・デメリット
自治体で処分するメリットは費用の安さです。
規定のサイズ以下のものであれば小型家電回収ボックスで無料処分ができますし、粗大ゴミ扱いになるものでも300~700円程度で済みます。
デメリットは、面倒くさいという点でしょう。
粗大ゴミとして出す場合には、まず自力でカーナビを取り外し(または業者に外してもらい)、粗大ゴミシール等を貼り付けたり、指定の場所に運び出したりしなければいけません。
また、小型家電回収ボックスを利用する場合は、まずボックスを見つけるとことから始める必要があります。その上、わざわざボックスのある場所まで出向かなければいけません。
これは大きなデメリットといえるでしょう。
カーナビの処分方法(買い替えや交換の場合)
販売店での下取りがお得!
買い替える際には、カー用品店やホームセンターなどで、下取りサービスを行っている所があります。
下取りによって新しく購入する製品が安くなります。
しかも、同時に不要なカーナビを処分してもらえるのも大きなメリットです。
さらに、カー用品専門店などなら、取り外しなどもやってもらえるので、一石三鳥な処分方法といえます。
ちなみに、下取りサービスを行っていない場合でも、たいていの店舗では取り外した古いカーナビは無料で引き取ってもらえますのでご安心ください。
取り外しや廃棄について
カー用品専門店や一部のホームセンターなどでは、取り外しもサービスで行ってくれます。
ですので、あまり機械に強くない方でも安心です。
ただし、ネット通販業者に関しては、基本的に宅配で品物を受け渡しするため、自分で取り外しや交換作業をしなければいけません。
また、ネット通販業者は、商品が非常に安い代わりに古いカーナビの引き取りをしてくれない所が多いです。安いからと飛びつくと、自分で処分しなければならず、面倒が増えることがあるので注意しましょう。
メリット・デメリット
下取りして貰える場合のメリットは何といっても、お得であるという点でしょう。
処分費用がかからない上、新しく購入する製品が安くなるのはとてもうれしいことですよね。
買い替えを検討している方は下取りサービスを行っているお店を探してみて下さい。
デメリットは、買い替えが前提となった処分法である、という点でしょう。
販売店の下取りや引き取りというのは、買い替え時のサービスで行っているものです。
ですから、買い替える予定がなく、処分したいだけの際には利用できません。
カーナビは売れる?買取できるカーナビのタイプは
カーナビは中古市場でも一定の需要がありますので、売ることもできます。
ただ、取り扱いに専門的な知識を要するため、取り扱っている買取業者は限られています。
カーナビの中古需要について
カーナビは最新のデータがインストールされていることが求められるため、中古品の需要はそれほど高くありません。
しかし、とりあえず目的地を大まかに見つけられればいいと考えている人もいるので、ある程度の需要はあります。ただし、一定の「条件」を満たしたカーナビ以外は需要がありません。
では、その条件とは一体何なのでしょうか。
- 年式が新しいこと
- 有名なメーカーであること
- 美品であること
主な条件はこの3点です。上から順に重要な要素となっています。
商品の状態が良いことは基本になります。ディスプレイが割れていたり、正確に表示ができなかったりするものには需要がありません。
とはいえ、いかにキレイでも古すぎるカーナビでは役に立ちませんので、ある程度最新の地図が入っている必要があります。
年式が新しいものは操作性なども改善されているので、その点でも需要が高くなるでしょう。
また、上記の条件を満たしたうえでメーカーが有名なものであると、信頼性が高いためさらに価値が高まります。
売れるカーナビの種類やタイプ
カーナビといっても、「インダッシュ型」「オンダッシュ型」「ポータブル型」といった設置タイプの違いや、「SDカードなどのメモリータイプ」「HDDタイプ」「SSDタイプ」などの記憶媒体の違いもあり、種類は様々です。
カーナビは新しい機種が発売されるサイクルが早いので、中古で売れやすい物は発売から3年以内の比較的新しいモデルが中心です。
タイプ的には、「インダッシュ(2DIN)型」の「メモリータイプ」「SSDタイプ」が中古でも人気がありますので、新しければ売れる可能性が高いです。
- パイオニア(カロッツェリア)の「楽ナビ」シリーズ
- パナソニックの「ストラーダ」シリーズ
- ケンウッドの「彩速ナビ」シリーズ
- ポータブルのカーナビ パナソニックの「GORILLA(ゴリラ)」シリーズ
カーナビを売る方法
カーナビを売る時の注意点
まだ使用できる比較的新しいカーナビを買い替える場合は、カーショップなどで付け替えしてもらった時に、以前使用していた機種を廃棄してもらうのではなく、自分で持ち帰りましょう。
売れなくても処分費は殆どかからないので、取りあえず売れるかどうかチャレンジしてみましょう。
売ったお金で工賃分くらいはまかなえる可能性があります。
ただ、ネットオークションやフリマアプリで個人間で売買する場合は、注意が必要です。
動作問題など後々トラブルにならないように、「専門店で買い換えした時に取り外してもらったものです」と説明書きして、「ジャンク品」として専門知識がある方に販売するのがよいと思います。
リサイクルショップで買い取ってもらう
真っ先思いつく方法といえば、やはりリサイクルショップに売却するというものではないでしょうか。
リサイクルショップは利用のしやすさでは一番かも知れませんね。
リサイクルショップは基本的に持ち込みとなっています。
そのため、まずは自分でカーナビを取り外すか誰かに外してもらうことが必要になります。
また、せっかく持ち込んでも買い取りを拒否されることもあるので注意してくださいね。
ネットオークションの利用
インターネットオークションを利用して売却することもできます。
オークションは人気が高いと値段がつり上がるので、高く売却できる方法の1つです。
ただし、カーナビは信頼性が重要視されるので、あまりオークションでは需要がありません。
そのため、入札者を増やすために開始値段を1円や10円という低い値段に設定する必要が出てきます。
うまい具合に人気が出て値段が高騰すれば良いのですが、入札者が少ないと非常に安値で落札されてしまうリスクもあるでしょう。
また、インターネットオークションはクレーマーの巣窟ともいわれており、頻繁にトラブルが発生しています。商品に自信があり、詳しい商品知識があり、詳細な説明ができるようでしたら、チャレンジしてみましょう。
フリーマーケットの利用
フリーマーケットというと、公園や広場などで開かれるものをイメージされる方がほとんどだと思います。「そこまでしてカーナビを売るのは……」と躊躇(ちゅうちょ)してしまうかも知れません。
しかし、最近はフリマアプリというものが登場してきています。つまり、インターネット上のフリーマーケットですね。
フリーマーケットはオークションとは違って競売ではありません。最初から決まった金額での取り引きとなります。そのため、ネットオークションのように非常に安く落札されてしまうリスクがありません。ただし、オークション同様、クレーマーは一定数存在しますので注意しましょう。
メリット・デメリット
共通していえるメリットは、やはり「売ることができる」という点でしょう。
本来は処分にお金がかかるものを、逆に買い取ってもらえるというのは非常に大きなメリットとなりますよね。
デメリットは、「買い取ってもらえない可能性もある」という点です。
買い手側からすれば、できるだけ状態が良く、ちゃんと稼働するものがほしいわけですから、状態が悪い場合は買い取ってもらえないこともあります。
そうすると、せっかく手間をかけても処分ができないことも珍しくはありません。
ですので、できるだけ早く処分したい、あるいは確実に処分したい場合などには向いていない方法です。利用するのであれば、見た目がキレイで年式が比較的新しいカーナビの場合だけ利用するのが無難でしょう。
カーナビの廃棄処分でよくある質問
カーナビを高く売るタイミングはありますか?
一般的に、カーナビは夏に需要が増えます。これは、子供や学生が長期休みに入るため、多くの方が車で長距離移動をするためです。
同じような理由で、ゴールデンウィークや冬休み前なども比較的需要が増えます。
ですので、売るタイミングとしては長期休みの直前が適しているでしょう。
ただし、これは企業もわかっているので、夏などに合わせて新モデルを発売することがあります。
すると、型落ちになって需要が低下するリスクもあるのでご注意ください。
不用品回収業者は1個だけしか処分品がなくても来てくれますか?
距離や品物の価値によって変わってくるでしょう。
距離が近ければ訪問可能ですが、カーナビを1つだけ回収するために長距離出張はできないこともあります。ただし、買い取りではなく有料回収などであれば来てくれることもあるので、業者側に確認しておきましょう。
無料回収は危険って本当ですか?
すでに触れましたが、無料回収が危険というのは本当です。
ただし、「明確な理由のない無料回収」に限ります。つまり、しっかりとした理由があって無料回収している場合はその限りではありません。
たとえば、壊れた家具を無料で回収する業者は危なくても、壊れた家電製品を無料で回収する業者は危なくない場合があります。
壊れた家具はリサイクルしても利益を出すことは困難ですが、壊れた家電製品は有用な部品や金属などが含まれているため、リサイクルで利益を出すことが可能だからです。
無料をうたっている業者を利用する際には、ホームページでなぜ無料なのかを確認しましょう。
疑問点があれば、電話などで尋ねてみて、しっかりとした回答があれば大丈夫です。
見積もりにお金はかかりますか?
業者によって違いますが、見積もりは無料で行ってくれる業者が多いでしょう。
通常はメーカーと型番を電話やメールで連絡すれば簡単にお見積りしてくれます。