物置やガレージは、使わないものを保管する場所に最適ですが、つい放置してしまいがちです。いつの間にか保管していたものがサビたり、使えなくなったりしてしまうこともあるでしょう。また、何が入っているのか分からなくなるほど散らかしてしまったり、逆にぱんぱんに詰め込んでしまったりしてしまいがちです。そこで、本記事では、物置の整理方法とポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、きちんと片付いた物置を維持することができます。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.物置のメリット・デメリットは?
最初に、物置の種類や特徴など基本をチェックしておきましょう。
1-1.小さなものから大きなものまで多種多様
物置といえば、庭に置いてある大きな収納スペースを思い浮かべる方が多いでしょう。一般的な物置は、高さや幅がある十分なサイズですが、室内に置けるコンパクトサイズもあります。また、スチールタイプ・プラスチック(樹脂)タイプ・天然木・FRPなど素材も多種多様です。幅広く利用されているのはアルミや合成樹脂を使用した物置ですが、壁を二重にしたり断熱材を入れたりした断熱タイプも登場しています。断熱効果が高いので、衣類・布団の収納もできるでしょう。
1-2.物置は空間を活用するのがポイント
物置収納は、空間をうまく活用するのがポイントです。よくあるのが、一時保管にとどんどん運び込んだ結果、あふれんばかりに膨れ上がったというケースでしょう。奥に何が入っているのか分からない状態では、必要なときに必要なものを取り出すことができなくなってしまいます。そうならないためにも、空間を仕切り、上手に活用することが大切です。具体的な整理方法については、後ほど【2.物置の整理で押さえておくべき基本】で説明するので、ぜひチェックしてください。
1-3.オフシーズンものなどの収納に最適
物置の最大のメリットは、キャンプ用品やスキー道具など、オフシーズンのものが収納できることです。室外に物置を設置するケースがほとんどなので、室内を汚したくないときの収納にも最適でしょう。家庭によっては、自転車やガーデニング用品を収納しているところもあります。近年は、自然災害時の備蓄用として物置を利用する家庭も増加しているようです。
1-4.使わないものを何でも収納してしまう
物置はメリットがたくさんあるように感じますが、使い方によってはデメリットのほうが大きくなるので注意が必要です。たくさんのものが収納できるから、と使わないものを何でも収納してしまえば、物置の中がゴチャゴチャになります。詰め込みすぎていると物置自体が壊れることもあるので注意が必要です。
1-5.物置にため込むのはNG
物置に何でもかんでもため込むのはNGです。中には、外の物置にトイレットペーパーやティッシュペーパーなど、買い込んだ日用品を保管している方がいます。しかし、外に設置してある物置は常に雨風にさらされているため、すき間から雨水が入り込み、収納しているものを傷める恐れがあるのです。断熱材が入っているタイプは布団や衣類も収納できますが、湿気対策は入念にしておかなければなりません。
2.物置の整理で押さえておくべき基本
では、物置の整理で押さえておくべき基本をチェックしていきましょう。

2-1.何がどこにあるのか分かりやすくする
整理整頓されていない物置は、何がどこにあるのか分からない状態です。そのままでは、必要なものを取り出す際に時間と手間がかかってしまいます。探している間に、積み重ねていたものが落ちてきてケガをする恐れもあるのです。きちんと整理しておけば、探す手間が省け、何がどこにあるのか一目瞭然になるでしょう。常に保管しているものを管理しやすくするため、物置の整理は必要な作業なのです。
2-2.整理のタイミングはシーズンごとに
物置に何がどのくらいあるのか管理しやすくするためには、シーズンごとに整理をするのが1番効果的です。たとえば、スキー用品などシーズンものを収納している方は、使用シーズンがやってくる秋などに整理しましょう。春と秋は暖かい日が続くので、夏に使うものを出したり、ストーブをしまったりするときなどに整理をするのがおすすめです。年に数回しか使わない人も、大掃除など年に1回は最低でも行うように心がけてください。
2-3.物置に置くものは屋外で使うもの向き
バーベキューセット・ポリタンク・脚立・DIY道具・サッカーボール・スポーツ用品など屋外で使うものを収納してください。基本的に、家の中に入りきらないものの収納に向いています。外で作業するガーデニング用品・車の掃除道具などの保管場所にも最適です。逆に、物置の収納に向いていないのは、日用品・衣類・本など室内に保管すべきものでしょう。それらを保管すると、雨風や泥・土砂などで汚れてしまう恐れがあります。