引越しとなると、必ず不要な家電が出てくるものです。
引っ越し時に家電を処分しなければならなくなったとき、どのように処分すればいいのか分からずに焦ってしまいがちですよね。
「不要になった家電をどのように処分したらいいのか」「そもそも家電は自治体で処分できるのか」お「金はいくらかかるのか」など、お困りの人は多いでしょう。
例えば、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電を処分するにはどうしたらいいのか、お得に処分する方法はないかをご紹介します。
家電リサイクル法も関係してきますので、併せて解説します。
この記事を読むことで、引っ越し時に家電を処分する際の注意点も分かります。
気になっている方はぜひ参考にしてください。
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引っ越し時に家電を処分するメリット？
まずは、引っ越し時に家電を処分するメリットをチェックしておきましょう。
買い換えのベストタイミング
引っ越し時に家電を処分するメリットとしては、古くなった家電や寿命が近づいている物を処分するベストタイミングということです。
家電を買い換えるタイミングは、普段はなかなかやってこないものでしょう。
特に、毎日使っている冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどは、買い換えのタイミングに困りますし、処分しようと思ってもつい躊躇（ちゅうちょ）してしまいがちです。
けれども、引っ越し時は室内にあるすべてのものを移動させることになるため、この機会に古くなった家電を処分しようとする方が沢山います。
新居で新しい家電を使うことができれば、新鮮な気持ちにもなれるでしょう。
まとめて処分したほうがお得になることも
引っ越し時はたくさんの不用品が出てくると思います。
家電を1つずつ処分すると、そのたびに処分費用がかかってしまいますが、引っ越し時にまとめて処分することでお得になるケースもあります。
家電をまとめて処分することで、スピーディーに片付けられるでしょう。
また、引っ越しのタイミングに併せて処分すれば、家電を運搬せずに済み、引っ越し費用を抑えることもできます。
家電を処分する前の準備について
ここでは、家電を処分する前に行うべき準備について解説します。
家電の状態をチェックする
家電を処分する前に、状態をチェックしておきましょう。
不具合が起きていないか・正常に稼働できるかどうかが大切なポイントです。
要らないものはゴミとして捨てるという気持ちでいる方が多いのですが、まだ正常に使える家電は買取専門店やリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
買い取ってもらえれば処分費用の節約につながるので、処分前に家電の状態は必ずチェックしてください。
それ程古い物でなければ、問題なく使える家電を処分するのはとても勿体ないことです。
自治体の処分方法やルールを確認しておく
家電を処分する前に、自治体の処分方法やルールを確認しておくことも大切なポイントです。
自治体によってゴミの分類や処分方法が異なります。
家電の種類によっては、自治体で回収できないものもあるので注意してかなければなりません。
自治体の処分ルールを違反してしまえば、不法投棄とみなされ、罰金を支払わなければならなくなる可能性もあります。
「引っ越しが近づいているから」「処分方法が分からないから」といった言い訳で、いい加減な方法で処分しないようにしてください。
ある程度きれいにしたり、中身を出したりしておく
家電を処分する前に、ある程度きれいにしたり、中身を出したりしておくことも大事な処分前の準備です。
これまで使ってきた家電ですから、感謝の気持ちを込めてキレイにしておきましょう。
自治体が指定された場所で処分する際も汚れた家電よりきれいな家電のほうが見た目はよくなります。
自治体のホームページにも、「ある程度汚れは落として下さい」という注意書きが記載されているところもあるため、事前にチェックしておきましょう。
また、冷蔵庫などは食材が入っていると思うので、引っ越し当日までのスケジュールを逆算し、なるべく残さないようにすることも大切です。
中身を全部取り出した上で霜取りをしておきましょう。
ジャンル別家電の処分方法
エアコンや冷蔵庫・洗濯機・テレビのような家電の場合、自治体が回収するゴミの日に出して廃棄してしまうことは出来ません。
これには家電リサイクル法が関係しており、消費者はこの法律の対象となる家電を処分する際、決められた手続きをする必要があるのです。
エアコン
エアコンは自分で取り外しや取り付けをするのが困難な家電の一つです。
引っ越し先に持って行った場合も、業者に取り付けを依頼することになるので、余分な料金が発生するケースが多いです。そのため「それなら引越しを機に処分したい」という人も少なくありません。
エアコンを処分したい時には、「リサイクル料金と取外し工賃および収集運搬費」を支払って家電量販店やリサイクルショップ、不用品回収業者に引き取りを依頼しなければなりません。
家電量販店の場合、会社によって違いはありますが、
「リサイクル料金＋取外し工賃＋収集運搬費」で１台10,000円～かかる店舗が多いです。
指定引取場所に自分で持ち込む場合は、前もって郵便局でリサイクル料金を支払う必要があります。
リサイクル料金はメーカーによって異なりますが、エアコンの場合は約1,000円～2,000円が費用としてかかります。
冷蔵庫
引越しの際に古くなった冷蔵庫を処分して新しい冷蔵庫に買い替える人は多いでしょう。
新しく冷蔵庫を購入する家電量販店で古い冷蔵庫を引き取ってもらうことは可能ですが、お金はかかります。
冷蔵庫のリサイクル料金１台（3,740円～6,149円）＋収集運搬費（2,000円～3,000円）
※これは新しい冷蔵庫を購入して配達してもらった時に、一緒に引き取ってもらった場合の料金です。
買い替える場合でなくても、家電量販店に古い冷蔵庫単体での処分の引き取りを依頼することも出来ますが、上記の「リサイクル料金＋収集運搬費」の他に別途、出張費（3,000円～4,000円）がかかる店舗が多いです。
冷蔵庫のリサイクル料金１台（3,740円～6,149円）＋収集運搬費（2,000円～3,000円）＋出張費（3,000円～4,000円）になります。
冷蔵庫はリサイクルショップに持っていけば買い取ってもらえる可能性もあるので、どちらがよりお得に処分できる方法か考えてみましょう。
洗濯機
洗濯機の場合は、使用年数が短かくキレイな状態であれば、リサイクルショップで買い取りしてもらえる可能性があります。
リサイクルショップで引き取ってもらえない場合は、エアコンや冷蔵庫同様、家電量販店や不用品回収業者に引き取りを依頼するしかありません。
自分で指定場所まで持ち込む場合（前もって郵便局での振り込みが必要）のリサイクル料金は、メーカーによって、2,530円～3,300円となっています。
不要な家電をお得に処分する方法
このように不要になった家電を処分するにはお金がかかりますが、引越しで大量に不用品が出た場合は、出来るだけお得に処分したいものですよね。
不用品をお得に処分する方法はないか、考えてみました。
リサイクルショップに売る
エアコンや冷蔵庫・洗濯機のような家電の場合、リサイクルショップで思った以上に高く売れるケースも少なくありません。
出張買取サービスを行っているリサイクルショップなら、大型の家電をお店まで持ち運ぶ手間も必要ありませんし、手軽に家電を処分することが出来ます。
特に見た目がきれいな状態で製造年式の新しい家電があれば、ぜひリサイクルショップで査定してもらいましょう。
フリマアプリで売る
手間はかかりますが、自分の希望価格で不要になった家電を売ることが出来るのがフリマアプリです。
思い出のある家電だったり、手放すにはもったいない家電の場合は、自分で売る相手を選べるネットフリマアプリに出品してみるのもひとつの手段ではないでしょうか。
年式の新しい家電であれば意外と高く売れる場合もあります。
ただ、素人が家電を出品する場合は、信頼を得るために動作の保証や詳しい説明が必要です。
買い取り業者に依頼する
不要になった家具や家電の買取を専門に行っている業者に依頼するのもお勧めです。
買取回収業者の場合だと処分も一緒に行っている所が多いので、リサイクルショップのように「売り物にならないので引き取れない」という心配がなくなります。
壊れていたり古くなった家電でも引き取ってもらうことが出来ますので、確実に処分可能です。
