小型冷蔵庫のリサイクル料金は?ミニ冷蔵庫の廃棄処分費用と回収費用

冷蔵庫のリサイクル料金 冷蔵庫の買取

冷蔵庫は、食材を適度に冷やすことで、食材や飲み物などをいつでも新鮮に保つことができる家電です。冷蔵庫があることで、豊かな食生活ができ、健康を維持できていると言えるでしょう。
しかし、冷蔵庫にも寿命があります。10年以上使用しているとやがて壊れてしまいます

冷蔵庫を処分しなければならない時、「冷蔵庫の家電リサイクル料金はいくらかかるのか?」「冷蔵庫の処分方法はどんな方法があるのか?」など、分からないことも多いでしょう。
そこで今回は、冷蔵庫の処分費用や廃棄でお悩みの方のために、家電リサイクル料金などを詳しく解説します。

埼玉県での冷蔵庫の買取・回収・処分なら【リサイクルショップ 埼玉出張買取コールセンター】さいたま市ほか

家電リサイクル法を理解しよう

家電リサイクル法

最初に、家電リサイクル法について学びましょう。

家電リサイクル法について

一般家庭などから不用品として排出される家電は年々増え、自治体でも処分に困っているのが現状でした。
家電ゴミ(廃家電)は、「焼却処分ができない」・「廃棄場所の確保が難しい」などの問題を抱えていました。
また、これからの時代は資源リサイクルや環境への配慮も必要であることから、「家電リサイクル法」が生まれたのです。
家電リサイクル法は、2001年4月から施行されました

家電リサイクル法の目的や必要性

家電リサイクル法には、以下の目的があります。

  • 家電に使われている資源(金属など)の再利用(リサイクル)
  • ゴミの総量の削減(リデュース)
  • 有害物質(鉛・フロンガスなど)の適切な処分

家電リサイクル法は、家電をリサイクル価値のある資源であることを意識づけるためにも有効な法律です。

家電リサイクル法の対象家電は?

家電リサイクル法では、以下の4品目が対象となっています。
下記の指定品目は自治体でゴミとして処分できないので注意しましょう。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・乾燥機

小型家電リサイクル法との違いを学ぼう

家電リサイクル法と同じように、資源リサイクルを目的とした法律に「小型家電リサイクル法」があります。
小型家電リサイクル法では、指定品目の積極的なリサイクルを推進している点にかんしては家電リサイクル法と変わりません。
しかし、家電リサイクル法では指定4品目のリサイクルが義務であることに対し、小型家電リサイクル法ではあくまでも回収努力にとどまっているのが現状です
また、指定品目にかんしても、自治体の判断によって異なる点にも違いがあります

家電リサイクル法の対象家電は廃棄するのに処分費用がかかるんですね。

はい。対象家電は全国どの自治体でも処分することはできません。

冷蔵庫の家電リサイクル料金について

冷蔵庫のリサイクル料金

冷蔵庫のリサイクル料金

冷蔵庫のリサイクル料金について詳しく解説します。
支払場所・金額・対象の種類などを理解しましょう。

冷蔵庫のリサイクル料金とは?

冷蔵庫は「家電リサイクル法の指定品目」であるため、不要になった冷蔵庫は最終的にメーカーが責任をもってリサイクルする形になります。
家庭用の冷蔵庫のは、「使用者が家電リサイクル料金を支払う義務」があります。
リサイクル料金の支払いを済ますことで、処分依頼が可能になるのです。
直接メーカーに依頼しても処分してもらえないので注意しましょう。

冷蔵庫のリサイクル料金はなぜ必要?

理由は、資源のリサイクルをスムーズに進めるためです。
冷蔵庫のリサイクルには、収集運搬・解体・分類・資源ごとのリサイクルなど、さまざまな工程があり、人件費もかかります
それらの費用をまかなうために、使用者によるリサイクル料金の支払いが必要なのです。

冷蔵庫のリサイクル料金の金額は?

冷蔵庫のリサイクル料金・処分費用は、以下を参考にしてください。
洗濯機のリサイクル料金とは違って、メーカーだけでなく大きさ(容量)でも料金が変わってきますので注意しましょう。

  • 小(容量170リットル以下のもの)3,740~5,599円(税込み)
    (主に1ドア・2ドアのミニ冷蔵庫・小型冷蔵庫)
  • 大(容量171リットル以上のもの)4,730~6,149円(税込み)
    (主に3ドア以上の大型冷蔵庫、一部の2ドア冷蔵庫も含まれる)
  • 決められた指定引取所まで自分で持ち込まない場合は、上記金額以外に業者による収集運搬費がかかります

↓メーカー別の細かい料金表は、下記のページを参照して下さい。

再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金) | RKC 一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター

家電リサイクル法の対象になる冷蔵庫の種類について

家電リサイクル法の対象になる冷蔵庫は、以下のような種類があります。

  • 冷蔵庫
  • 冷凍冷蔵庫
  • 冷凍庫(チェスト形・アップライト形・引き出し形)
  • ワインセラー
  • 保冷庫・保温庫(冷却や制御に電気を使用するもの)

なお、ホテル用システム冷蔵庫(課金式)・冷水機・製氷機は対象外です
また、飲食店の厨房などで使う業務用の冷蔵庫・冷凍庫・冷凍冷蔵庫なども対象外です

冷蔵庫のリサイクル料金は3,740円~6,149円もかかるんですね。

はい。洗濯機はメーカーによって料金が変わるだけでしたが、冷蔵庫の場合はメーカーだけでなく大きさによっても値段が変わっていきます。

冷蔵庫のリサイクル料金の支払い方法は?

冷蔵庫のリサイクル料金

冷蔵庫のリサイクル料金の支払い方法・必要な書類などについて、詳しく解説します。

リサイクル料金の支払い方法について

リサイクル料金の支払い方法には、以下の2つがあります。
いずれかの方法で都合のいいものを選んでください。

  • 料金販売店回収方式:家電販売店でリサイクル料金を支払う方式
             (主に買い替え時に利用)
  • 料金郵便局振込方式:郵便局(ゆうちょ銀行)にてリサイクル料金を支払う方式
             (主に自分で指定引取場所まで運ぶ場合に利用)

リサイクルするときに必要な書類

家電リサイクル券

冷蔵庫の処分には、家電リサイクル券が必要です。
家電リサイクル券は郵便局(ゆうちょ銀行)や家電販売店に設置してあります。
家電リサイクル券に必要事項を記入後、リサイクル料金を支払うことで控えを受け取ることができます。
実際に業者に冷蔵庫を引き渡すときの確認書類となり、紛失してしまうとリサイクルできないので注意しましょう。

家電販売店で支払う方式と郵便局で支払う方式があるんですね。

はい。買い替えの場合や廃棄処分だけの場合など、状況によって使い分けましょう。

冷蔵庫の処分方法とリサイクル料金の付帯費用について

冷蔵庫のリサイクル料金の付帯費用

冷蔵庫の処分方法とリサイクル料金の付帯費用を詳しく学びましょう。
どんな方法が便利で自分にとってお得か比べてみましょう。

新しい冷蔵庫に買い替える場合

新しい冷蔵庫に買い替える場合は、家電販売店で冷蔵庫を購入した時に古い冷蔵庫の引き取りを一緒に申し込む方が多いです。
その場合の「家電リサイクル料金」の支払いは、新品を購入する時に店頭で一緒に支払うのが一般的です。

販売店に家電リサイクル券が用意してありますので、それに名前や住所などを記入します。
料金は、冷蔵庫の家電リサイクル券の値段にプラスして運搬費用も支払わなければなりません。
運搬費用は会社や店舗によって独自に設定しているので申し込む前に確認した方が良いでしょう。
現在は、2,000円~3,000円に設定している所が多いと思います。

古い冷蔵庫の回収については、新しい冷蔵庫が自宅に配達されてきた時、同時に入れ替えで古い冷蔵庫を引き取ってもらう形になります。

インターネットで新しい冷蔵庫を購入した時に、一緒に古い冷蔵庫の引き取りを申し込んだ場合は、新しい冷蔵庫の配送時に配達者に現金で家電リサイクル料金と運搬費を支払う形が一般的です。

冷蔵庫の処分だけを依頼する場合

冷蔵庫の処分だけをしたい場合は、その冷蔵庫を購入した店舗に依頼するのが一般的です。
ただ、引越しなどで購入した店舗が近くにない場合は、近くの家電量販店や電気屋さんに相談してみるのも良いと思います。

上記の買い替えの場合と違って、「リサイクル券の金額+運搬費用」だけでは済まず、わざわざ取りに行かなくてはならないので、プラスして収集費用(出張費用)が取られるところが多いです。
収集費(出張費)は、2,000円~4,000円のところが多いと思います(距離によって変わる所も多いです)。

この場合のリサイクル料金の支払い方法と金額は、店舗によって異なりますので事前の確認が必要です。
また、上記以外では不用品回収業者やリサイクル業者に引き取ってもらう方法があります。

冷蔵庫を家電販売店に持ち込む時や業者に回収に来てもらう時は、事前に郵便局でのリサイクル券の支払いが必要かどうか、確認を取っておく必要があります。

自分で冷蔵庫を指定引取場所まで運ぶ場合

冷蔵庫を家電リサイクル法の指定引取場所へ自分で持ち込む時は、払込証明書を添付した家電リサイクル券が必要です。
この場合の家電リサイクル料金は、冷蔵庫を指定引取場所に運ぶ前に郵便局で支払っておく必要があります
ただ、業者にとられる収集費や運搬費はかからなくなりますので、一番安上がりな方法です。

自分で指定引取場所まで運ぶ場合の家電リサイクル券と料金の支払い方法

家電リサイクル券

自分で冷蔵庫を指定引取場所まで運ぶ場合、家電リサイクル券が必要になります。
家電リサイクル券は郵便局・ゆうちょ銀行に設置してありますので、まずそれに必要事項を記入します。
冷蔵庫のメーカー名・製造業者のコード(3桁)・該当するリサイクル料金・冷蔵庫の品目コード「30~32」などを記入しなければなりません。
メーカー名と容量(何リットル)が分からないとリサイクル料金も計算できないので、事前に必ず正確なメーカー名・容量・型番(ほとんどの冷蔵庫は型番の数字が容量を表している)は確認しておく必要があります。

その後、家電リサイクル券の払込票の部分を切り取り、郵便局(ゆうちょ銀行)から家電リサイクル料金を振り込みます。
支払いは、郵便局・ゆうちょ銀行の窓口またはATMから行えます(別途、振込手数料が300円前後必要です)。
窓口とATMを比較すると、ATMの方が振込手数料の金額が安かったり振込できる時間帯が長かったりのメリットがありますが、ATM振込でも最終的には窓口での受付局日附印の押印が必要になります(受付局日附印の押印なしでも出せる方法も用意されています。下記参照)。

郵便局・ゆうちょ銀行で支払いが済んだ後、「振替払込受付証明書」を家電リサイクル券に張り付け、それと一緒に冷蔵庫を指定引取場所で渡します。

窓口の営業時間内に手続きができず、日附印を押印してもらうことができない方は、ATMから印刷されて出てきた「ご利用明細票」の写し(コピー)を取り、家電リサイクル券の「⑤現品貼付用」片の所定位置に貼付して指定引取場所に持ち込むこともできます。
※この方法は、排出者自らが直接家電を指定引取場所に持ち込む場合に限ります。

冷蔵庫の買取やリユースも検討しましょう

冷蔵庫の買取

まだ使用できる冷蔵庫は廃棄処分するのではなくて、できるだけリユース(再使用)を考えましょう。業者に買い取りを依頼すれば、さまざまなメリットがあります。

買取のメリットは?

冷蔵庫を買い取りしてもらうメリットで、主なものは以下のとおりです。

  • 中古品として再活用してもらえる
  • 買い取り代金を手にすることができる
  • 家電リサイクル法に沿った手続きよりも楽
  • リユースなので家電リサイクル料金を支払う必要がない

買取時の家電リサイクル料金について

業者に冷蔵庫を買取してもらう場合は、リサイクル料金を支払う必要がありません
業者では、あくまでもリセールが目的であり、中古品としての流通を前提としています。
そのため、買い取りが成立した冷蔵庫にかんしては、リサイクル料金を支払わなくていいのです。

買取・査定のポイントを確認しよう

買取業者が冷蔵庫の買い取り査定を行うときのポイントで、買取可能なものの判断基準は主に以下となります。

  • 製造年式が新しい
  • 冷蔵庫の機能に問題がない
  • 付属品・取扱説明書・保証書が揃っている
  • 国内有名メーカーや海外ブランドメーカー
  • 大きな傷・汚れ・ひどい臭いがない

なお、新しくてキレイな状態でも、海外製の無名メーカーや所有者がハッキリしないものなどは、買い取りできないこともあります。詳しくは、買取業者に問い合わせてみてください。

冷蔵庫の買取業者の選び方

冷蔵庫を売る場合は、以下の条件を満たした業者に依頼しましょう。

  • 冷蔵庫の買い取りを積極的に行っている
  • 見積もりは無料
  • できるだけ高額査定をしている
  • 買い取り不可のものでも処分してもらえる
  • 回収費用がリーズナブル
  • 指定場所・日時での回収依頼が可能
  • 説明や対応が親切で顧客からの評判がいい
  • 古物商許可・産業廃棄物収集運搬許可を得ている

なお、当リサイクルショップ・埼玉出張買取コールセンターでも、冷蔵庫の買い取りを積極的に行っています。まずは、見積もりからご相談ください。

冷蔵庫の買い取りの流れ

業者に冷蔵庫の買い取りを依頼した場合、次のような流れで進みます。まずは、業者の買い取り査定を受けてください。

  1. 業者から買い取りの見積り査定が届く
  2. 査定内容に納得した場合は正式に契約する
  3. 指定日時・場所に業者が自宅まで回収しにくる
  4. 依頼者は業者から買取金額(査定金額)の支払いを受ける

冷蔵庫をリセールするときの注意点

冷蔵庫のリセールは、信頼できる業者に依頼することが大きなポイントです。
実際の価値よりも不当に低い査定を出したり回収後に不法廃棄をしたりする業者とは、契約してはいけません。
電話や訪問営業・チラシなどで勧誘してくる業者には、あやしいところが多いのも事実です。
業者選びをしっかり行い、信頼できると判断したところにリセールを依頼してください。

冷蔵庫のリサイクル料金や処分に関するよくある質問

冷蔵庫のリサイクル・リユース

最後に冷蔵庫のリサイクル料金や処分に関するよくある質問に回答します。
後悔しないためにも、それぞれ読んでおいてください。

Q
20年以上前に購入した冷蔵庫でも家電リサイクル法対象ですか?
A

家電リサイクル法の対象です。年式が古い冷蔵庫でも、処分依頼をするときは法律に従って処分してください。20年以上前ですと、年式が古過ぎて買取業者でも買い取りの対象外となります。あきらめて、リサイクル料金をお支払いください。

Q
業者で買い取った冷蔵庫はどんな販売先に再販するのですか?
A

買い取り後の冷蔵庫は、きちんとクリーニング・調整をしてから中古品として市場に出ることになります。冷蔵庫を安く手に入れたい人は多いものです。また、学校の部室用・福祉施設用などで活用できるほか、海外へ輸出することもあります。いずれにしても、信頼できる業者に引き渡したものは、きちんと再販することになるので安心してください。

Q
複数台の冷蔵庫を1回に処分したい場合はどうすればいいですか?
A

家電リサイクル法に伴う処分方法では、1台ごとに手続きを行う必要があります。複数台の冷蔵庫の処分は、手間がかかり過ぎることがデメリットです。まずは、回収業者に買い取り・処分依頼を出してみてください。買い取り対象になるものがあれば、お得です。また、買い取り不可で処分となるものでも、手続きや手間を考えると業者に依頼した方が効率よく処分できる場合がありますので、ぜひ検討してみてください。

Q
新しい冷蔵庫を購入したときにリサイクル料金を先払いできませんか?
A

現時点では、新規購入のときにリサイクル料金を前払いすることはできません。実際に処分するときに手続きをすることになります。冷蔵庫にかんしては、処分時の支払いとなることを覚えておいてください。しかし、パソコンのリサイクルがそうなったように、将来は法律の改正によって、新規購入時にリサイクル料金が上乗せとなる可能性もあります。法改正の動きを常にチェックしておきましょう。

Q
業者の査定金額が納得できない場合は契約しなくてもいいですか?
A

業者からもらった査定金額に納得できない場合もあるでしょう。まずは、査定理由を説明してもらってください。金額が低い場合は、何かしらの理由があるはずです。正当な理由がない、もしくは、業者が理由を説明できない場合は、契約をせず、ほかの業者に改めて見積もり依頼をしましょう。正当な理由があり説明に納得した場合は、割りきって契約することも考えてください。

まとめ

今回は、冷蔵庫の処分・廃棄についてリサイクル料金などを含め、詳しく解説しました。冷蔵庫は家電リサイクル法の指定品目であるため、自治体のゴミとして処分することはできません。家電リサイクル法の規定に従って家電販売店などに処分依頼をするか、リサイクルショップなどの売ってリユースすることを考えましょう。業者に買い取ってもらえる場合は、リサイクル料金が不要になるなどのさまざまなメリットがあります。まずは、買い取りできるか査定に出してみるといいでしょう。中古品であっても需要があるものは、積極的にリサイクルして資源を有効に活用してください。

タイトルとURLをコピーしました